神田西口・南口のバー「MOMENT KANDA(モーメント)」或いはサントリー「ウイスキーボトルバー」について

神田駅西口と南口に店を構えるバーMoment(モーメント)。
貰ったパンフレットを見てみたら「ノンエイジ白州 9,000円」と書いてあってたじろぐ。

話を聞くと、ボトルキープの価格であった。
それでも市場価格の2.5倍。
なかなか強気の値段設定である。

よくよく話を聞くとこのお店、ガールズバーであった。
なるほど。



サービス料という訳ですね。
パンフレットにはMomentのほか、大宮「サントリーバー山崎」が掲載。
これまたガールズバーと聞きます。

なぜガールズバーばかりなのか。
これはこの店舗群が、サントリーの仕掛けているガールズバー展開戦略「ウイスキーボトルバー」の一環であるからなのです。
「ウイスキーボトルバー」、Whisky Bottle Barと書きますが、これで検索するとサントリーの公式案内ページに行き当たります。

HPでも表立ってガールズバーと呼称されておらず、紛らわしいのですが、
実際のところ接客担当者(バーテンダー)の大半が女性である以上、ガールズバーと定義する他はありません。
一般のGirls Barとの違いは、
①SUNTORY製品がメインのバーであること、②ボトルキープを強く訴求していること、③明朗会計であること、でしょうか。
サントリーの公式案内ページをみてみると外装や内装、研修にも気を使っているのが分かります。

このウイスキーボトルバー、あくまでカウンター越しの接客であるため、キャバクラとは異なり風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の適用を受けません。
飲食店としての範囲を保ちつつ、新たな客層を掘り起こす。
サントリーのしたたかな戦略に目を見張った冬の日のことでありました。

ちなみに、流石はサントリーが展開しているだけあって、長期熟成酒になると割安な価格となります。
特に響30年(173,500円)と白州25年(162,000円)。
市場価格すら下回りかねない値付けです。

とはいえボトルキープものを飲むにしても、その都度「セット料金」と称するサービス料が、お店によりますが、毎回3,000円から5,000円程度請求されるそうな(J-CASTニュースの記事より)。
一流ホテルのメインバーを超える維持コストの高さ。
ボトル単品では市場価格を下回っているとはいえ、お店の儲けにも配慮されているようです。
自社製品が専売できてサントリーもWIN、お店の運営側としてもボトルキープで固定客を確保できてWIN。
Win-Winの関係ですから、フランチャイジーが増えるのも分かる気がします。

自腹で行くかどうかはともかく、興味深い店舗でした。
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by katukiemusubu | 2015-03-11 16:09 | 生活一般・酒類・ウイスキー | Comments(0)
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