Off the Gridへ行ってきました。感想レポート

インディペンデント系アウトドア見本市「オフ・ザ・グリッド」。
普段なかなか見ることの出来ないガレージメーカーのアウトドアギアを見て触れるイベントです。
一日目の4月18日(土)に行って参りました。
気になったブースなど、ご紹介致します。




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入り口看板。
OFF THE GRIDの会場は、植物園「京王フローラルガーデンアンジェ」の中に設営されています。

最寄り駅は京王多摩川駅(東京都調布市)。
イベント自体の入場料はありませんが、植物園の入場料500円を支払って入場します。
「フローラルガーデンアンジェ」は、昔の「京王百花苑」。
いたるところに花が咲き乱れ、遅咲きの桜なども楽しめました。

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会場の様子。
園内にはハンバーガーの露店なども出ており、賑やかな雰囲気。
客数も多く、花見に見本市に多くの人が詰めかけています。

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会場南東角にはテント村。
Six Moon DesignsやTerra Nova、ビッグアグネスやローカスギアなどのテントが設営されておりました。
実際に中に入って、製品の使い心地などを確かめることが出来ます。

では、気になった製品・ブースなどをレポートして行きましょう。

1.LOCUS GEAR(ローカスギア)
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神奈川県相模原市のアウトドアギアメーカー・ローカスギアからは数多くのシェルターが出展。
同社が得意とする非自立式フロアレステント(シェルター)の他、プロトタイプというeVent自立式テントも展示されておりました。

写真はSoris Sil / ソリス・シル(12万円)の内部。
床面積6m×3mという大規模シェルターで、天井高も1.85mと快適です。
8人程度は収容可能というサイズながら、ポールを除いた重量は1.87kgに抑えられており、驚異的なミニマルを実現しています。

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テント村に展示されていたKhufu CTF3 / クフ・CTF3のメタライズドバージョンも面白し。
キューベンファイバー特有の透け感がありつつも、金属的な質感をも持ち合わせ、存在感抜群です。
生地が光を反射しすぎて、昼でもテント内部が暗くなってしまうことが難点かしらん。
こちらはプロトタイプとの事でした。

2.Sky High Mountain Works
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兵庫県芦屋市のアウトドアセレクトショップ・スカイハイ マウンテンワークス(SHMW)は同社オリジナルの製品を数多く展示。
特に関心を惹かれたのが、滋賀県米原市の寝袋メーカーNANGA(ナンガ)に別注したという寝袋でした。
その名もSky High Bag(Ver.4)、お値段3万7000円也。
ダウン充填量300g(860フィルパワー、米国水準での920FP相当)、快適温度-5度で、重量570g。
SHMWオリジナルという超撥水加工生地に包まれたそれはファスナーの位置取りが絶妙です。
サイドジップではなくセンタージップ、脇側でなくお腹側にあるファスナーは、ダブルジッパー仕様とあいまって快適な温度調整を可能としてくれることでしょう。

同じくSHMWオリジナルの超撥水加工生地を用いたミニマリスト・パンツ(7,300円)。
重量61g。折りたため、ポケットに収納できるほどのサイズ感です。
それでいて生地の目付きは良く、堅牢に見えます。
多少の藪であれば十分対応できそうでした。
海外サイズでつくられており、私の身長(178cm)でSサイズが適正でした。
完全防水のポーラテックNeoShellを使用したTeton Bros.のRain Blow Pant(2万3000円)も格好良し。
こちらはMサイズが適正でした。

3.As Tucas
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ミニマリスト向けアパレルといえば、これも忘れてはいけません。
世界最軽量(たぶん)の完全防水パンツAcher Pantsを開発したアストカス。
遠くスペインからお越しでした。まだ輸入代理店もついていない筈ですから、本邦初上陸となりましょうか。

Acher Pantsの重量は85g(Sサイズ)。
ほとんど冗談みたいな軽さですが、これで防水透湿というのですから恐ろしい。
ポケッタブルなウインドシェルパンツ(スイスのecorepel撥水生地を使用、60g)の他、ウールのシャツなども扱っていました。
私の身長(178cm)ではMサイズが適正。

SHMWではありませんが、こちらも寝袋が素晴らしい。
製品名をSestrals 2 Quiltと言います。
Climashieldという強靭なポリエステルを中綿に用いたスリーピングバッグで、注文時に充填量やサイズを調整可能。
快適温度0度に対応した充填量の場合、重量575gとのことでした。
日本への発送費用を含めて、価格は3万円くらいではないかとの事。

4.PaaGo Works
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東京都小平市のザックメーカー・パーゴワークスからはバックパックの他、6月に発売予定というタープが展示。
タープの名前は「ニンジャタープ」。サイズは300cm×280cmです。
材質は30d(デニール)のシルナイロン製。
展示といいますか、忍者(扮する中の人)により展開されていました。

見た目は単純なタープながら、中にドローコードが張り巡らされ、またガイラインとの接続が非常に容易になっています。
そのため、一枚の布(タープ)から作り出せる形は、メーカー公式だけで実に30種類。
来場客の求めに応じて、写真の様な自立式テント風からフロアレスシェルターに至るまで、変幻自在の展開を見せてくれます。

まさにニンジャとしか言い様のない変化の多様さと迅速さで、ブースの前を通る度に形状が変わっていたのには驚きました。
使う人の工夫次第でいかようにも使えるタープで、2万円を切るという価格設定(予定)も魅力的です。
発売され次第、購入することを内定。

5.山と道
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ウルトラライトハイカーにはお馴染み、ザックメーカー山と道(神奈川県鎌倉市)も出店しております。
現物のリュックサック展示(販売はなし)の他、アパレル品を一部販売しておりました。

今回購入したのは、Stretch Mesh Cap。
写真の青色のほか、黒色もありました。会場先行発売で4,500円也。
山と道というと日本製のイメージがありましたが、ストレッチメッシュキャップはベトナム製。
とはいえ、日本製の耐紫外線性伸縮生地を使用しております。UVカット能力はUPF50+。

気持ち深めのデザインで、非常に収まりが良いことが特徴的です。
100kmにて走っても問題なかったというのですから、驚嘆に値します。
そして、帽子のツバの構造が素晴らしい。
細めのワイヤーが入っており、好きな角度に調整することが出来ます。
この構造のお陰でヘルメットのインナーキャップとしても用いることが可能で、汎用性も十分です。

6.その他 気になった製品・ブースのメモ
・アウトドア系アパレルメーカー「CCP」のポケット付きウエストコートはGW明けに発表予定だとか。
・TriPod(超軽量ゴトク)で知られる「atelier 雪月花」が漆塗りトライポッドを準備中との事。楽しみ。
・「Finetrack」の沢用パドルグローブ。縫い目が殆ど無い手袋で、形状はカッパの様。面白い。
・「AXESQUIN」の和風アウトドア衣類。前掛け風ウインドシェル・ツユハラヒ(70g!)はかなり実用的。
・「THERMAREST」のラグジュアリーライト・ウルトラライトコット。バグシェルター付きでの展示がありましたが、自立式テント並みの安定感です。寝心地抜群。メッシュの為、プライバシーは皆無ですが・・・。
・「Big Agnes」のマウンテングロー・ライトテント(照明機器付きテント)、さかいやスポーツ、OD-BOXなどで取扱予定との由。
・「エアーソーラーランタン」生活防水付で、太陽光発電のLEDランタン。風船の要領でサイズ調整できて便利。

かつての重厚長大から変化を遂げようというアウトドアシーン。
本イベント「Off the Grid Outdoor Experience」は、実験的な製品が数多く出揃い、興味深い催しとなっておりました。
会場を眺めていると出展者同士はもちろんのこと、来場者・出展者間の交流も盛んで、新たな化学反応も期待出来そうに思われます。
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by katukiemusubu | 2015-04-19 02:34 | 登山・トレッキング・温泉 | Comments(0)
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