東亜酒造 ウイスキー「ゴールデンホース エクセレント」レビュー(付記:秩父8年)

感想と評価。




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<商品情報>
歌舞伎町の酒屋で見つけた90年代のものと思しいブレンデッドウイスキー。
製造は株式会社東亜酒造(埼玉県羽生市)。
肥土伊知郎氏の祖父が起こした会社で、
後のイチローズモルト(ベンチャーウイスキー社)につながるウイスキーを生産していたメーカーです。

昔は「特級」表示だったはずですが、
立方体が特徴的な酒瓶には等級表示は為されていません。
酒税法の等級制度廃止が1992年4月、
東亜酒造がウイスキー事業を停止したのが2004年ですから、
その間、12年の内に作られたものでしょう。

内容表示によると、
輸入したモルトウイスキー(スコッチ)と国産グレーンスピリッツをブレンドしたものとのこと。
モルト使用量は40%以上で、国内でグレーンとブレンドを行い再貯蔵を施したものということでした。

購入価格は720mlで1,700円。アルコール度数は43度。
味わいは下記の様な具合でした。
保存状態によるものか、元来こういう味なのか、はてさて。


<テイスティングノート>

透明感あるブラウンの水色。さらりとした質感。
上立ち香は、パイナップルを思わせる濃密な甘さを持つ。
含むと、印象は一変。
草を噛んだような青臭味が口いっぱいに広がり、驚きのあまり目を見開く。
舌で転がすと、セメンダインを思わせる接着剤の含み香が鼻孔を突く。
口内を蹂躙するえぐみに耐えること20秒。
徐々に臭みは収まり、朗らかな酒精感が広がる。
余韻は思いの外、すっきりと消えてゆく。
あんず飴を思わせる甘味。


<付記 秩父八年>

東亜酒造のウイスキーについて。
他に羽生蒸留所のシングルモルトウイスキー「ゴールデンホース 秩父8年」を飲んだことがあります。
720mlで実売3,700円、アルコール度数43~44%でした。

力強くピーティな味わい。
舌で転がすとかすかな潮気。
東亜酒造・羽生蒸留所ではホワイトオーク樽での熟成、
フランス・メル社のスーパーアロスパス式蒸留機を用いたグレーンの生産を行っていたと思いますが、
超軟水として知られる秩父・神泉村の水源を用いた仕込みの影響か、
力強くスモーキーな味わいを持ちながらも、柔らかな口当たり、甘い余韻を持ちえており、
飲んだ当時、感心したものです。
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by katukiemusubu | 2015-04-27 18:10 | 生活一般・酒類・ウイスキー | Comments(0)
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