社会人百合を同人・商業問わずにまとめてみる。

私的メモ。



「事実を認識し規範に直面したにもかかわらず、あえて行為に出るという直接的な反規範的な人格態度に対する非難」
そう、刑法畑の人間にはおなじみ、故意責任(刑法38条1項)の本質です。

しかし、規範に直面した方が燃え上がるものもあるはず。

そんな則(のり)を越える瞬間を描いた創作物は、
その規範が法である場合はピカレスクロマンとして、
その規範が社会常識である場合には私小説の形式で世に現れてきました。

登場人物が、社会常識あるいは「コモンセンス」(鍵括弧つきの良識)にぶつかり、もがき、苦しみ、
それでも自己の在り方を認識し、あるいは変容させ、肯定する時、そこには一種のカタルシスが訪れます。
「自分はこうであって良いのだ!」というアイデンティティの確立。

同性愛を描いた創作物はどこか、そういった私小説の趣きがあります。
特に社会に出てからの同性愛はその傾向が顕著です。
そんな風情を描いた創作物を摂取したくなる時があります。

そのための社会人百合メモ(順不同・敬称略)。

<商業誌>

1.トクヲツム「終電で帰さない、たった1つの方法」

2.西UKO「コレクターズ」シリーズ

3.鹿嵐「シュガールーム」

4.アキリ「ストレッチ」シリーズ(OLと医学生同居もの。4巻完結)

5.西尾雄太「アフターアワーズ」

6.森島明子「楽園の条件」

7.大沢やよい「2DK、Gペン、目覚まし時計。」(OLと漫画家同居もの。4巻続刊)

<同人誌・Pixivなど>

1.トクヲツム(Pixivへのリンク)

2.なこ(サークル:nak.moo)
・「貝とオルタナロック」シリーズなど。

3.奥たまむし(サークル:少女2乗)
・「いけないひと」「もとめよ、さらばあたえられん」など。

4.西UKO&北条NOZ(サークル:UKOZ)
・「午後が始まる」「明日が来ないなら」など。

5.鹿嵐(サークル:鹿嵐屋)
・「私の愛するひと」など。社会人百合アンソロ企画中とのこと。

6.ちさこ(サークル:Chico*)
・「午後6時のシンデレラ」など。同再録集は8割方が社会人百合。

7.さつま揚げ
・「同棲生活」シリーズなど。

8.タケノコ
・「社会人百合」シリーズなど。

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by katukiemusubu | 2016-12-29 20:15 | ブックレビュー・映画評 | Comments(0)
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