【レビュー】東山翔「Implicity」書評と考察

平成29年(2017年)2月25日発売。
東山翔の新刊「Implicity - Donors make human world peace. -」を入手しました。
書評と考察(主としてSF面)を書き置きます。

※注記1:R-18
本稿は、成年コミックに関するレビュー記事です。従って18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
※注記2:ネタバレ
SF面の考察を行う都合上、「Implicity」本編および書き下ろし、店舗別の各種特典、LO2017年4月号(2月21日刊行)に掲載の「Implicity episode05」のネタバレを含みます。
ご注意ください。




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【書評】
表現の極北にかがやくハードコアSFロリマンガ。
一言で言えばそうなります。

"ロリータポルノ"という一部の国では違法化された表現技法(※1)を用いながら、
多読に耐えうる精緻な設定、重厚で淫靡な世界観が作り上げられた傑作長編。

ポルノグラフィとして見ても、ハードSFとして見ても、信じられないほど上質な作品です。

9年前、”天才”をモチーフにした東山翔の単行本「Gift」(書評リンク)が出版された際、
本の帯にかかれた宣伝文句は「この漫画に出会える可能性が高い、それだけでロリコンは勝ち組。」でした。
2008年と同じく、いやそれ以上に本作は魅力的で、この漫画に出会えたことを感謝したくなる様な出来栄えです。

成年指定の表現物でありますので、当然、読む人を選ぶことは間違いないのですが、
この圧倒的な画力と練り込まれたストーリーテリング。
心理的抵抗感を乗り越えてなお、読む価値がある本であるということも、また間違いのない一冊と存じます。

「1984年」など、ディストピア小説が好きな方には特におすすめです。
理性と欲望の相克、これに関する描写が実に巧みなのです。

欲望に身を任せてポルノグラフィーとしても読めますし、理性で身を律して社会派SFとして読むことも可能です。
そして理性も欲望も綯い交ぜにして、作中世界にどっぷり浸かるような読み方も、また可能。
読み返せば読み返すほど味わいがふくらみ、優れた複読性を持ちえています。

題名の「Implicity」は絶対性、盲従性、潜在性、暗示性、絡み合い、という5つの意味を持つ多義語ですが、
その標題が指し示すように、読み方によって、万華鏡の様にその姿を変える作品。

東山翔という作家は、「余白」を用いることが非常に上手い作家であると思います。
ここでいう「余白」とは、コミックにおける背景画であったり、ブックデザインに潜まされた小さな文字列であったり、
あるいは、敢えて開示されない設定であったりしますが、
この「余白」からあらはれる、匂い立つ様な作中の空気、手触りが、感触すら伴って読者に伝わってきます。

それが読むたびに広がってゆき、次第にみえる世界が広がってゆく。
それは霧が晴れてゆく様な、思索をめぐらす時の様な。

読書でありながら、散歩する様な心地。なかなか得難い体験をもたらす創作物です。
技術系サークル「Circle Qt」のks氏が原案協力としてクレジットされているのもポイント。


※1:表現規制について
海外の表現規制うんぬんについては、記事「ロリータポルノグラフィの違法性について (児童ポルノ規制 日本とアメリカの比較)」にまとめましたので、ご覧いただければ幸いです。
アメリカでは「わいせつ児童ポルノ」に対して2次元、3次元を問わない厳しい規制が敷かれており、その結果、本書をはじめとする茜新社のTenma Comics LO等は、アマゾンをはじめとした米国系企業において取扱が拒否されています。


【考察】

1.作中世界、世界観について

未来。「シティ」(p.85,197)と呼ばれる上部階層(地上)と、その下に何層もの「レイヤー」が積み重なった下部階層(地下,p.150)とが広がる重層都市。
吉浦康裕「ペイル・コクーン」やJohnHathwayの「魔法街」、スター・ウォーズにおける首都惑星「コルサント」に近いイメージです。

各レイヤー(階層)はそれぞれ「葉(よう)」(p.162)または「層(そう)」(P.40)と呼称されており、
現在登場人物が言及しているだけでAからVの各葉がある(P.189)。
上からA~Z順で並んでいると考えられ(p.40)、それぞれの葉間の移動に、改札口を伴う何らかの交通手段がある(P.61)。
また最上層であるシティへの移動には「リフト」に搭乗する必要があり、リフト搭乗には、ある程度の大金(2万YENほど)を要する(P.38)。
ただ、厳しいのは下から上への移動で、上から下へ行く場合には比較的容易の様です(p.63)。
葉はさらに「階(かい)」の単位で垂直に細分化されており、少なくともV葉は15階まである模様(P.159)。

作中における垂直方向の分類は「シティ」ー「葉」(または層)ー「階」まで。
一方、水平方向の分類は、各「階」の中に「◯◯番通り」・「☓☓地区」の分類が存在します。

「◯◯番通り」の◯◯にはアラビア数字が入る。少なくともV葉15階には54番通りまで存在する模様(P.168)。
C葉7階には3番通り(p.76)や8番通り(p.77)、C葉2階には10番通り(P.162)が存在する。
「☓☓地区」の☓☓にはアルファベットで地名が入る。
作中に登場する地区名としては、C葉8階10番通りARPA地区(p.40)、V葉15階6番通りVIKKA地区(p.159)など。
地区内にも「XEEL 1-76」(カバー裏)といった細分があり、このあたりは現実におけるアメリカの住所表記に近い。
各階の人工地盤の高さはそれなりにあり、p.76の絵からいえば7m程度。
2階建ての建物が多く見受けられる(p.76,p.86)

水平方向の移動については、上下にガイドレールがついた2階建てバス状の電車が用いられている(p.76)。
また電車の横断幕をみると「北行最終便 North 79」の表示があり、北方面の79番通り行きと考えられる。
すると東西南北の方位感覚がある様である。

治安機構として警察(p.76「A10警察署」)が存在し、自治警察とも呼ばれる(p.162)。
p.162のニュース報道では、「自治警察はシティの要請を受け・・発表しました」とあり、
上部階層を構成するシティから半ば独立した存在として、下部階層の治安を担っているものと考えられる。

一方、経済面については、上部階層・下部階層間で「公共福祉銀行」(p.41)を通じた金銭の流通が可能となっている。
公共福祉銀行内の口座は「福祉口座」(p.38)と呼ばれ、アカウント(p.37)による管理がなされている。
アカウント管理を行うのはシティの役所であり、開庁時間は8時から17時まで(p.37、p.39)。
流通貨幣の単位は「YEN(円)」(p.46、p.163)。A層に福祉ATMがある。
地上と地下の分離、「福祉」という言葉。なんらかの環境インシデントの存在が想起されるが・・・。

作中において登場人物の間を流転する「リング(指輪)」(p.7)はシティ政府による官製品(p.27)であり、
作中の発言(p.20、p.27、p.87)や指輪裏の刻印(p.26)を総合すると、結婚指輪あるいはそれに準ずる妊娠・育児登録デバイスであると思われる。
p.127によれば「パートナー契約の際に使われている指輪」とのこと。
指輪にはアカウントが登録されている。
なお刻まれた文言は、episode0の登場人物2人の名前とappend of…というマリッジリングらしき言葉。
リン(Lynn)の名前がRinと刻まれているのは謎です。
→3月6日追記:正しくはLynnとのことで、Rinは誤植とのことでした。

謎といえば住所表記にもブレがあり、
C2F-10-WINK(P.162 C葉2階10番通りWINK地区)やE1F-45-XEEL(カバー裏 E葉1階45番通りXEEL地区)という表記方法の他、
C10 8F-ARPA(p40 C葉8階10番通りARPA地区)やA-10-5F(同じくp.40 A葉5階10番通り)、
V15-6-VIKKA(p.159 V葉15階6番通りVIKKA地区またはV葉6階15番通りVIKKA地区)という表記も存在している。
作中の地区階層別のスラングなのか、単なる表記ミスなのかは謎。
ただ、描き下ろし部分のp.197には「事件の立憲」(正しくは事件の立件)という明白な誤植があり、誤植かもしれません。
あとp.196にもスペルミスが。「cancelation」が「canceration」となっています。

デバイスとしては、携帯電話(スマートフォン、p.61)やパソコンを思わせる機器(p.123)。
作中年代は西暦の終焉から少なくとも11世紀が経過(後述)している様ですが、あまり現代とは違わないデザインです。
とはいえ、私たち現代人も数千年前からほぼ形状に変化のない、
「紙の本」というデバイスを何十世紀も主要な情報メデイアとして使い続けていますから、
一度完成されたデザインはそう易易とは変わらない、というのは自然に思われます。

食糧事情は不明ですが、p.163によれば「C層」に有機茸など有機合成食品を栽培する「合成農業特区」があります。
また精液をベースとした食物(p.36からp.40に調理飲食過程、※2)やネズミ(p.80)、生体球(p.162)という食料らしきものもあります。

公用語は不明ですが、日本語(作中全般)、英語(各種文書や指輪の刻印など)、中国語(p.162の看板「垃圾井筒」=ごみ廃棄孔など)の3語は頻出です。
またアルファベット表記ですが、チュルク系言語やアラビア系言語、フィンランド語などが散見されました。

政府機構についても不明瞭な点が多いですが、p.197によれば、行政府における官僚制はシティにて存在する模様。
またepisode 00に見られる様に、シティには少なくとも小学校相当の学校がある様です。
21世紀初頭に比べて、婚姻年齢または性交渉可能年齢は引き下げられており、12歳での性交渉が可能となっています(p.20)。
(まあ現行法も児童同士での性交渉については、禁止するものではありませんが…)

また子供をつくるに際しては、何らかの「免許」(p.21)が必要な模様です。こちらは13歳以上とのこと。
生殖に許認可が敷かれているのは、実にディストピア、高度管理社会の感があって宜しい。

政府機関のほか、ジャーナリストその他の報道機関(p.197,162)、
個人商店(p.162)から大企業(カバー裏やp.203に登場するAxis Donor Labなどの生体製造企業)に至るまで、民間企業も存在している様です。

「Implicity」世界の特徴としては、娼館の存在が挙げられます。
シティ(上部階層)では不明ですが、少なくとも下部階層においては、売春・買春が合法化されており、私娼や街娼、娼館が作中に登場します。
p.217のエイルの独白にあるように、娼館のなかでも「ドールハウス」(C葉)は別格とされている様です。
シティの指輪にも似た首輪による生体管理、充実した設備とセキュリティ、回復槽の存在などを考えると、
シティあるいは何らかの公的機関による公娼施設なのかも知れません。


2.「生体(Donor、ドナー)」について
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生体のスペックシート

「インプリシティ」世界を特異なものとならしめているのが「生体(Donor、ドナー)」の存在です。
作品副題「Donors make human world peace. (ドナーは人類社会に平穏をもたらす。)」にもある通り、本作の根本概念ともいえる「生体(ドナー)」。
言葉の初出はEpisode03の149ページとなります。

作中で明確に定義される訳ではありませんが、p135・p.136やカバー裏の生体広告などを総合すると、
「遺伝子工学により人工的に作り込まれ、設計された人間型の有機生命体」と定義することができそうです。

ただ一口に「人造人間」と称することも可能ですが、
ロボットやアンドロイド(無機物)とは異なる有機物であり、
また発注者や市場の動向に応じて、(遺伝子改造その他の)各種設計を施されるという意味でバイオロイドとも言い難く、
とはいえ人間とは別種の扱い、描き下ろしの短編「Market」にもあるように商品として売買の対象にされることからサイボーグ(機械化・調整化された人間)とも言えず、
上記の定義にいたった次第です。

人間扱いはされませんが、一定程度の限度において、人権の享有主体性は認められているらしく、
殺人を犯した生体についても、モノとしての「処分」ではなく、「容疑者」(p.162)として法的手続きに基づく裁判が予定されています。
またEpisode04に登場するエイル(Eir)の様に、自らの労働の対価としてお金をためて、ほとんど人間と変わらない暮らしを営んでいる生体もいます。

この"物とも人間とも言い切れない”感覚がなんとも絶妙です。

ただ全ての生体に対して人権が認められているかというと、
そうではなく、生体というカテゴリーの中にもヒエラルキーがある様です。

その最たるものが、「天然物」という概念。
描き下ろしエピソードの敷居紙(具体的にはp.211,214)に印刷された生体のスペックシートでは、「NAT(ナチュラルの略)」として表記されています。
また、とらのあなの特典小冊子にも同様のスペックシートがあり、やはり「NAT」の表記があります。

描き下ろしエピソード3・番外編「HerPeace」によると、
「天然物」とは、人間と同じ年数をかけられて、幼児期から年少期、少女に至るまで育てられた生体を言います。
生み出され、育まれ、「児童館」という施設で初期教育を受けた、ほとんど本物の人間と見紛うばかりの存在。

ただし、本物の人間と異なるのは、その教育内容が「性技」に集中しているということです。
作中に登場する生体は、程度の差こそあれ、性産業に従事している、または従事した経験があり、それを当然とみなすように”教育”を受けています。

人権侵害の最たるものである性的搾取・虐待の受け皿として、”ヒトではない”生体を用意し、これに性負担を負わせることで、人類社会の平穏を維持する。
それが「Implicity」作中で実現されている「Donors make human world peace.」の実態です。

「天然物」の反対概念は「養殖物」と思われますが、
その象徴的な存在がカバー裏に描かれたADL社(Axis Donor Laboratory)のFAIRIES(フェアリーズ)シリーズです。

英語で商品説明が書かれておりますが、なかなか凄まじい内容。
要旨を意訳いたします。いわく・・・、
「場所をとらず、低ランニングコスト、メンンテナンス性に優れた新モデル『フェアリーズ』を発売いたします!」
「注文後2週間で、好みの体格まで”促成栽培”した上で、お客様へお届けします」
「膣と消化器官を直接接続する”設計”で、生存に必要なものはお客様の精液だけ」
「100kgの荷重にも耐える強度をもち、骨盤を"拡張柔軟構造”としているため、小さな身体でありながらお客様のモノを膣・肛門ともに受け入れることが可能です」
「”耐用年数”は3年です。瀕死状態となりましたら、ご家庭の"生ゴミ再生処理機"に捨ててください。また食用いただくことが可能です。残った骨格は可燃物として処分いただけます」

・・・訳していて、若干吐きそうになるくらいの、それはあっけらかんとしたモノ扱いです。
そこには人権の「じ」の字もなく、オナホールのように生産され、使用され、処分されていく商品の取扱説明があるのみ。
可愛らしい絵柄とのギャップが、生体を襲う運命の過酷さを物語ります。

シティの敏腕女性ジャーナリストの生活を描いた番外編「Vault」では、このフェアリーズシリーズと同じレベル感の下級生体(low class body)の処遇が描かれています。
ジャーナリストは下級ボディ生体を自宅に9体所有しており、自らの慰みものとして使用。
下級の「養殖物」生体は言葉を発する能力も与えられず、ただ性的奉仕を行うのみの存在です。
奉仕の中で、購入して2年のレストア品「サン」が耐用年数を迎え、瀕死状態となりますが、ジャーナリストは「サン」を自宅の"生ゴミ処理機”へ放り込み、あっさり処分します。
そして「さて」と一息ついて、次に購入する生体の注文にとりかかるのです。
一方、生体部屋では、"リサイクル"された「サン」の肉体が食品加工されて、給餌槽に出てきておりました。
かつての「サン」の肉体でつくられた「生体球」(生体肉を球状に加工したもの)を貪り食う下級生体たち。

さっきまで一緒に性の喜びを味わっていたものも、あっさりと処分され、食用に供される。
徹底的な物質としての描写は、直截なグロ描写・リョナ描写よりも恐ろしく、一種独特の迫力のある短編となっています。

そうした人権のまったく認められない「物」としての生体がいるかと思えば、
ドールハウスのドール達の様に、徹底した安全管理と丁寧な扱いで対応される、限りなく人に近い「人形」たちも存在する。
その処遇は当該の生体にかけられた時間的・経済的コストに比例するようですが、しかし、どこまでいっても生体はモノなのです。
その証拠に全ての生体のスペックシートには「リサイクル100%」の表記がなされているのでした。

また注文主の好みによって、調整を加えるため、
無肢などの四肢欠損を前提とするシリーズ、両性具有のシリーズ、フェラチオに特化した無歯顎シリーズなど、
生体市場に出回っている旨の描写がございます(番外編「Market」)。

ここで培われた生体改造のバイオテクノロジーは、本物の人間にも応用されているらしく、作中には何人かの強化男性が登場します。
たとえば、精液分泌量を大幅に増大させた強化睾丸の着用者。
あるいは、ねじれ加工を施された改造ちんこ(男性器)の所有者(いずれもEpisode01)。
そして、先の女性ジャーナリストも強化手術により、両性具有者となっています。

また生体については、身体の成長を一定段階でとめる「固定(スペックシートではFIX-O)」の技術が確立されており、
EIR(エイル)はFIX-Oの両性具有(ダブル,Double)生体です。

外見では普通の人間と見分けのつかないものが生体であったり、
あるいは生体の様に見えるものが、実は本物の人間であったりする。

「では、人間とは一体何なのだ」という認識の揺さぶりが仕込まれており、生体の存在は作品に優れた緊張感を与えています。


3.登場人物、勢力について

作中の登場人物、勢力についてのまとめ、考察です。
想像で補っている部分が多々ありますので、その点ご留意ください。
人名or勢力名:登場エピソード/紹介文の順に表記。

エミー(Emmy, 指輪ではEmmy.R):Ep00
/シティに住む12歳の少女。リンに告白され、指輪を受け取る。保健体育と歴史の知識に詳しい。指輪を落とし、物語の発端となる。

リン(Lynn,指輪ではRin.S):Ep00
/シティに住む12歳の少年。リンに告白し、思いを遂げる。好きなシーズニング薬はバニラ。比較的積極的。

ヨウニー(Youni):Ep01、HerPeace(p.220のみ、セリフ無し)
/C層(C葉)のスラムに住む10歳(アンダー)の少女。それなりに名の知れた私娼。コウの友人。指輪を見つけ、物語が動き出す。コウと合流すべく上層に向かうが、「我吃飽了(ウォーチーパオラ、中国語でごちそうさまでした)の男たち」に拳銃を突きつけられて強姦され、違法薬物を盛られ、人格が崩壊するまで犯される。

コウ(Kou,亘):Ep01、Ep04
/C層(C葉)のスラムに住む11歳の少年。時おり私娼として客を取る。ヨウニーの友人。ヨウニーの見つけた指輪を用いて、エミーのアカウントからお金を引き出すが、警察に看破され御用。傷心のままC層へ戻るが、人格を破壊されたヨウニ−を目の当たりにする。後にV葉へと下り、エイルの世話になる。

ユルカ(Julka):Ep02、Ep03、Ep04、HerPeace(セリフ無し)、Ep05(言及のみ)
/C葉の「ドールハウス本店」所属の生体。11歳の少女。ランキング1位の人気嬢。「人間の性欲を受けとめる存在」と自己定義する職人気質のドール。6歳の時分に水揚げされ、働いている。客から指輪をプレゼントされる。シーナとVIP客の接待にのぞむが、VIP客の正体は「我吃飽了の男たち」の実行役であり、事件に巻き込まれる。シーナを救うため、実行役を殺し、ドールハウスから逃亡する。逃亡生活の果てにV葉のエイル邸に落ち着くが・・・。

シーナ(Sheena):Ep02、Ep03、Ep04、Vault(言及のみ)、HerPeace(セリフ無し)、Market、Ep05(言及のみ)
/C葉の「ドールハウス本店」所属。実は、生体ではなく本物の人間。11歳。8歳の時、高級官僚の義父に近親相姦を強要され、
それが発覚した10歳のときにシティから下部階層へと落とされる。生体マーケットで売買されているところをドールハウスのバイヤーに発見され、水揚げ。以降はドールハウスで勤務。「我吃飽了の男たち」に狙われ、誘拐されかけるが、ユルカの尽力で、ドールハウスから脱出。以降、ユルカと共に公共交通機関を用いない逃亡生活を送り、V葉のエイル邸に落ち着くが・・・。

エイル(Eir):Ep04、HerPeace、Ep05(言及のみ)
/両性具有の生体。GENETIC STUDIO製。24歳。ただし14歳で発育を固定している。児童館を卒業後、娼館、ドールハウス、愛人を経てお金を稼ぎ、V葉に居を構える。逃亡生活を送っていたユルカとシーナに声をかけ、それぞれ「ユカ」と「ミナ」と名乗った二人の正体を認識しつつも、自宅に保護する。ただし、Ep05で「我吃飽了の男たち」に捕捉され、潜り込まれたという会話が登場する。三人の身に起こった出来事については、「惜しかったなぁ…」「気の毒にな…」と言われているが、実際に何が起こったかは不明。また、ウェブサイト「TearDrop」の熱心な閲覧者である。

我吃飽了の男たち(仮称):Ep01、Ep02(言及のみ)、Ep03、Ep04、Ep05(言及のみ)
/現時点の作中における最大の悪役。レイプ集団。生体ではなく、人間を付け狙う傾向がある。レイプの犯行現場に「我吃飽了」(ウォーチーパオラ、中国語でごちそうさまでしたの意)の落書きを残していく。「あのサークル」(Ep02)、「あいつら」(Ep05)「連中」(同)とも呼ばれる。「Teardrop」というウェブサイト上で活動しており、同サイトに月次レイプの動画を投稿している。p.220・221にはEp01でヨウニ−を集団レイプした「Jan Tour(1月月例会)」の他にも、月例ツアーの動画投稿が確認される。対象者を殺しはしないとの話だったが、Ep02では被害者を絞殺したという話が言及される。ただし、ここでの被害者は恐らくヨウニーのことであり、Ep01の終わり方からいえば、廃人化したヨウニーをコウが安楽死させたのではないかと考えられる(※3)。

チバ(千葉):Ep01、Ep03(言及のみ)、Ep04
/「我吃飽了の男たち」のリーダー格・主宰者と目される男性。改造男根と異様に長い舌をもつ強化人間。Ep01での発言や、Ep03のショートメッセージ(p.155)には「リフト」が登場しており、ほぼ確実に地上(シティ)の人間と考えられる。我吃飽了の男たち」はレイプ時に身元を隠すためか、お面をかぶって事に臨むが、チバのお面は「ツインテールの幼女(アニメ顔)」であり一層シュールである。怪しげな関西弁を操る。他に言及のあるメンバーとしては、take(ep1) 、タキ(ep2)、実行役(ep3)、ドールハウスの内通者(ep3)、Josh_td(ep3)など。

女性ジャーナリスト:Vault
/シーナをめぐる近親相姦事件の立件に活躍した新進気鋭のジャーナリスト。シティでは1世紀以上発生していないとされる強淫事件を白日のもとに晒した。作中の批評・報道によれば、自身も強淫(強姦)被害の経験があるという。両性具有者。自宅の地下室には9体の生体を囲っている。人間への人権侵害には敏感だが、生体への侵害には関心が薄い。「Implicity」作中世界における倫理観の鏡の様な存在。

栗栖とその友人ケイ:Ep05
/エピソード5の主要登場人物。We predator make the teardrop.(僕らは、涙のひとしずくを作り出す捕食者。)をモットーとするウェブサイト「TearDrop」の会員であり、「HerPeace」p220ー221に出てくる動画・ACLR(Amateur Childonor Loves Rape)シリーズの投稿者。同じフォーラムで活動している我吃飽了の男たち」には対抗心を持っている。AD社のA.D.Townで遊んでいる際に、「彼女」を見かけて追跡するが・・・。

AD社(Anno Domini Foundation):Ep05、とらのあな特典小冊子、メロンブックス特典小冊子
/その名の通り、西暦(Anno Domini)時代をモチーフにしたテーマパーク「A.D Town」を運営する財団。A.D Town(AD街)では、西暦年代(Ep.05は学生証に「平成24年(2012年)」という記述がある、とらのあな特典では2015年、メロンブックス特典では1995年)をモデルにしたセットが形成されており、客はユーザーマニュアルの範囲内で、タウン内の学校や施設を行き来し、AD社製チャイルドナー(子供型生体)と交流することが出来る。その「遊び」にはレイプも含まれており、栗栖やケイは、性行為を目的にAD街に遊びにきている。設定されている学校は、月渓女学院小学校や区立南朝布小学校など。西暦年代らしく、日本人設定の生体は「姓+名」の名前を与えられる。とらのあな小冊子によれば、一定期間"使用"されたチャイルドナーは"リサイクル"される。

「彼女」:HerPeace、Ep05
/エイルの児童館における同期にあたる生体。年齢不詳。あらゆる特殊調整がなされた最高級生体と言われる。Ep5の最後の1ページで登場するが、たった1ページ、1セリフにも関わらず非常に存在感がある。Ep5では月渓女学院の制服に身を包んでいる。


※2.精液は食物足りうるか?
作中に登場する精液を食物とする描写ですが、これが気になり、WTO(世界保健機構)の文書や学会誌掲載の論文を用いて、精液のカロリー計算を行ってみなした。
詳しくは拙稿「精液のカロリーについて」をご覧いただくとして、結論だけ申しますと1mlあたり概ね0.23kcalが見込まれます。
作中においてYouni(ヨウニー)が食用にもちいていた精液の量を概算すると、15cm×20cmくらいの耐熱皿に2cmくらいの厚さの精液がございましたから、600mlとなります。すると138kcal。
カロリー的には少量ですが、精液の主成分はたんぱく質ですので、600mlとして30.2gのたんぱく質を摂取できます。
厚生労働省の現行版「日本人の食事摂取基準」によれば、成人女性のたんぱく質の推定平均必要量は40g/日であり(p.8)、ほぼその精液だけで1日分に近いたんぱく質が摂取できることになります。
すると、1食分として考えれば、分けて食べるのが適切であり、Ko(コウ)と分け合って食べるという作中の描写は妥当なものです。
とはいえ、現実世界ではこんなに精液が出るということは観念できず(平均射精量は1回3.4ml)、
あくまでも「精液が貴重なタンパク源たりえる」のは、強化睾丸などの存在する作中世界ならではの事情と申せましょう。


※3.ヨウニーの死について
登場人物のところで、「おそらくヨウニーは死亡している」旨を書きましたが、これについて詳説いたします。
論拠となるのは、単行本P.220~221の「teardrop」動画一覧と、P.88の「あのサークル」による絞殺の噂、
P.177の我吃飽了の男たち」によるレイプシーン、P.189のコウの発言「もう2ヶ月になるかな…」、
そしてP.121の「我吃飽了の男たち」打ち合わせにおける「TearDrop」の画面表記の5点です。

まずEp01においてヨウニ−は我吃飽了の男たち」にレイプされますが、
p.220の「teardrop」動画一覧を見るとこの動画は、下から2列目右端に「Jan(January,1月)Tour」としてアップロードされています。

一方、Ep04において、エイルに匿われたユルカはV葉の商店街を巡っている最中、
我吃飽了の男たち」の関係者に目撃されますが、その捕捉情報はすぐにチバのところに届いています。
これがp.177のシーンですが、ここでのレイプ被害者の顔を覚えておいてください。
覚えたまま、動画一覧のp.221をみると一番下の列、左端に「Feb(Feburary,2月)Tour」として当該被害者の画像が上がっていることが分かります。

したがって年数は不明ながら、ヨウニーがレイプされたのが1月、ユルカが目撃されたのは2月、ということになります。

そして、この動画一覧はp.224の通り、ユルカが目撃された時よりも後、エイルがユルカとシーナを匿った後のものです。
従ってこの時点で、ユルカ・シーナ側の時系列、
つまり、シーナの誘拐未遂事件→ユルカ・シーナの逃亡→V葉でのユルカ目撃(同時期にFebTour動画の撮影)→FebTour動画の投稿→動画一覧、という時系列は確定します。

ただし、ヨウニーがレイプ被害を受けた時期と、ユルカ・シーナの話との時期・期間の関係は明示されておらず、
ヨウニー・コウ側の時系列とユルカ・シーナ側の時系列との関係がいまだ不明です。
しかし、p.189のコウのユルカに対する発言がこれを繋いでいます。

ここでコウは、目撃された直後のユルカに対し、
自らがC葉出身であること、約2ヶ月前にC葉からV葉のエイル邸に流れ着いたことを語ります。
つまりコウは何らかの事情で、約2ヶ月前、12月か1月に、C葉を出てV葉に降りてきたことが明らかとなります。
そして、これを1月と考えると、全てのつじつまが合うことになります。

すなわち、1月:ヨウニーのレイプ被害(JanTour動画の撮影)→2月:シーナの誘拐未遂事件という流れです。
でも、1月も2月も年数表記されていないのだし、別の時系列もありうるのでは?という解釈の余地は未だ存在しています。

これを埋めるのがEp.03冒頭の「TearDrop」の画面表記(p.121,122)です。
ここでは「我吃飽了の男たち」が謀議をめぐらしながら画面を見ていますが、
現在計画されているツアー(STUDY TOUR項目のJOIN欄)にはFeb Tourの文字があります。
ここで計画されているツアーこそがシーナの誘拐計画ですが、シーナの誘拐は2月に予定されていたのです。

そしてご注目いただきたいのは、その下のSTUDY TOUR項目LIVE欄。
下のARCHIVE欄の説明文がRecord of Past Tour(過去のツアーの記録)と書いてありますので、LIVE欄には最も新しいツアー動画が表示される様です。
そして、そこに表示される最新のツアー動画名こそが「Jan Tour -Youni(1月ツアー -ヨウニー)」です。
つまり、これにより1月:ヨウニーのレイプ被害(Jan Tour)→2月:シーナの誘拐未遂事件(当初のFeb Tour)という時系列は確定されます。
2つの事件は同じ年に起きたのです。

「Teardrop」画面表記右上のThe time now(現在時間)はFri Feb4, 1125, 2:35pm(1125年2月4日金曜 午後2時35分)ですから、
ヨウニーのレイプが1月1日とすれば、その間、最大で35日。
そして、この前後の犯人の会話によるとシーナの誘拐計画は明日決行とされていますから、Feb Tourの当初の予定は2月5日だということが分かります。
しかし、シーナの逃亡によりツアー計画は破綻。
計画の練り直しを要することになり、2月末または3月頭くらいにFeb Tourの時期(それは、同時にコウとユルカが出会う時期でもあります)がずれ込むことになったと考えられ、
すると、コウの「2ヶ月くらいになる」という発言は全く整合的なものであるということが出来ます。
p.162のニュース報道は、シーナの誘拐未遂事件(2月5日)を「先月おきた」と報じておりますので、おそらくはFebTourは3月にずれ込んでしまったのでしょう。

そして、最後のピースとなる「あのサークル」による絞殺の噂(p.88)。
前ページ(p.87)のユルカの日記によると、この噂に関する会話がなされたのは2月3日です。
この噂は「あのサークル」、すなわち「我吃飽了の男たち」の最新の動向に関するものですが、
2月3日は、Jan Tour後・Feb Tour前の日にちですので、
ここで語られる最新の事件(「例の事件」)とはヨウニーがレイプされたJan Tourのことであることが明らかになります。

つまりは、ヨウニーは何者かによって、レイプ現場のほど近くで殺害されたのです。
これは噂話のなかの「いつもの落書きがあった」(p.88)という発言からも明らかです。

この殺人犯を考えてみると、「我吃飽了の男たち」はp.76の様に既に上部階層へ撤収済みですので犯人ではありません。
そして、現場でヨウニ−を目撃したのは、Ep01のラストの通り、コウ本人です。

Ep.01はコウが泣きながらヨウニーを拘束する縄に触れ、ヨウニーの声が途絶するという終わり方をしますが、
これは廃人化したヨウニーをコウが解放してやったのか、あるいは。
詳細は不明ですが、犯人ではないかもしれぬにせよ、何らかの形でヨウニーの死にコウが関わっていたことは間違いないでしょう。

すると、ユルカと出会った際のコウのやつれた表情も頷けるというものです。


4.作中の時系列(指輪を中心に)

これまでの作品内で明らかになっている時系列について、指輪を中心に書き出します。
年代は1124年から1125年にかけて。

この"1125年"の初出はp.121の「画面表記」ですが、何の暦によるものなのか、気になるところです。
作中には「A.D.末期」(p.128)という発言がありますので、少なくともA.D.(西暦)終了後の新しい暦であることは間違いありません。

またEp.00の登場人物の格好が冬のそれであり、そして次の休みが「来年」(p,21)の「春休み」(p.22)と言われていることから、年末に冬が来ていることがわかります。
つまり季節の流れは春夏秋冬。
舞台設定が地球である限り、またポールシフトでも起きていない限り、
そして現行太陽暦(グレゴリオ暦)による暦年表示であるかぎり、
北半球が舞台であることが明らかです(南半球ならば秋冬春夏)。

さて、時系列です。指輪の占有者変遷を中心に。
便宜的に本編は「丸に数字」で、描き下ろしは「塗りつぶし黒四角」で表示いたします。

◆1123年頃:描き下ろしエピソード「Vault」及び「Market」
 8歳の時から義父に近親姦を強要されてきたシーナだが、10歳のころ、これが発覚(Vault冒頭 p.197)。
 高級官僚の義父は立件(刑事訴追)され、シーナはシティから下部階層へと落とされる(p.150)。
 その後、生体商品として市場に出品されていたところを「ドールハウス」のバイヤーに目を付けられ、購入される(Market)。
①1124年冬(たぶん12月31日) :Ep.00:エミーとリン
 エミーとリンがパートナー契約を交わし、パートナー登録を行う。
 指輪にもアカウント登録を行うが、17時以降に指輪を下部階層へと落としてしまう(p.22)。
②1125年1月(たぶん1月1日):Ep.01:ヨウニーとコウ
 ヨウニーが指輪を見つける。(p.26)
 約「1時間」後(p.36)、コウがヨウニーに指輪のパートナー登録が「16時間前」であり「アカウントが生きていた」ことを伝える(p.37)。
 コウとヨウニーは別行動をとり、コウがA葉の福祉ATMで現金を引き出すことにする(p.40、41)。
 しかし、ヨウニーは我吃飽了の男たち」に踏み込まれ、陵辱されてしまう。
③1125年1月(たぶん1月2日):Ep.01:ヨウニーとコウ
 コウは現金を引き出すものの、役所が開き、アカウント偽装が発覚する危険が生じる8時を過ぎてもヨウニーと合流できない(p.61)。
 そのうちに自治警察に看破され、A10警察署へ連行される。この際、指輪も押収されたものと考えられる。
 コウは釈放される(p.76)ものの、C葉にもどると、陵辱され廃人と化したヨウニ−を目の当たりにする。
 ヨウニー死亡(日にちは不明)。
◆この間に「teardrop」へ「Jan Tour - Youni 10yo(ヨウニーの陵辱動画)」が投稿。
④1125年2月3日:Ep.02:ユルカ
 この日3人目の客となる「木村さん」(p.87)からEp.02冒頭の通りシティ製の指輪をもらう。
 木村は「見回りのついで」に来ており、見回りを仕事とする職業=警察官(自治警察の職員)であると思われる。
 すると、ここでユルカがもらった指輪こそ、コウがEp.01で自治警察に押収された指輪であろう。
 ユルカは同僚のミクとのお茶時に我吃飽了の男たち」が絞殺したという噂を聞く。
 4人目の客は「タキさん」。濃厚なセックス。25時、定時で上がり。
⑤1125年2月4日:Ep.03:シーナ
 Ep.03冒頭。我吃飽了の男たち」の共同謀議。
 シーナの接客シーン。接客後、自室で指輪に関する本の記述を読んでいる(p.127)。
 いわく「滅多に手に入らない」ラッキーアイテムなのだそう。
 シーナとユルカがスタッフルームに呼び出され、「明日の夜」の予約の説明を受ける(p.128 上3コマ目まで)。
⑥1125年2月5日:Ep.03:シーナ
 大浴場脇の脱衣洗面所(p.213 地図参照)。シーナはユルカの持ち物のなかに指輪がある事に気がつく(p.128下1コマからp.129)。
 予約客との3P(二輪車)。時には百合もある。
 しかし、予約客は我吃飽了の男たち」の拉致実行役であり、ユルカは実行役を殺害してシーナを救う(p.154,162報道)。
 シーナとユルカは共に逃亡する。
 以降、指輪の描写は確認できませんが、上記のシーナの「気づき」から言って、シーナかユルカが持ち出している可能性は高いものと思われます。
⑦1125年2月末または3月初頭:Ep.04:エイル
 公共交通機関を使わず、街娼で日銭を稼ぎながら逃亡を続けるシーナとユルカ。
 V葉の食料品店でのトラブルの後、両性体のエイルに保護される。
 エイルの言いつけで買い出しに出たユルカは我吃飽了の男たち」に目撃されるが、コウと出会う。
 一方、シーナはエイルとエッチ(和姦)。精管をバイパスし、「無限に性欲がわいてくる」(p.178)エイルと、くたくたになるまで致す。
 我吃飽了の男たち」はFebTourの陵辱を行っている。
◆この間に「teardrop」に「Feb Tour - Aria 9yo」が投稿される。
◆1125年3月頃:描き下ろしエピソード「HerPeace」
 「児童館」での「彼女」との出会いから、独立して自宅を構えるまで。エイルの生体としての生い立ちが語られる。
 エイルは、寝入ったシーナとユルカを尻目に、「teardrop」に投稿されたMSD(Alice, MySlaveDaughter アリス、わが奴隷娘)シリーズの総集編をみながらオナニーに励んでいる。
⑧1125年4月頃:Ep.05:A.D.town user's guide
 栗栖とその友人ケイの「AD街」における遊興が描かれる。
 また「とらのあな小冊子」ではA.D.town 2015、「メロンブックス小冊子」ではA.D.town 1995が描写されている。
 とらは強姦、メロンは和姦。
 Ep.05におけるケイと友人の会話では、我吃飽了の男たち」がV葉へ「潜り込んだ」こと、シーナが「惜しかった」こと、エイルが「気の毒」なこと、の3点が語られるが、詳細不明。
 そして、最終頁に「彼女」が現れる。ああ、カーテンフォール。


【関連リンク】
作者:東山翔氏のブログ「暫定」(ブログ上での名義は「KEMP」。氏は作編曲家としても活動しており、その場合の名義は「Quasar」となります)

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by katukiemusubu | 2017-02-25 18:24 | ブックレビュー・映画評 | Comments(1)
Commented by 海老 at 2017-03-06 12:51 x
大変参考になりました!

C葉は千葉県とばかり思ってましたので、、
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