レビューの前置き

映画が芸術と定義されたのは、前世紀初頭、1911年のことだといいます。
人によって映画を何番目の芸術であるとするのか、定義は異なりますが、ここでは一般的な第八芸術との定義を採用しましょう。
すなわち芸術とは、一から順に、文学・建築・絵画・彫刻・版画・音楽・舞踏、そして映画ですね。
ただし、異論(空間芸術と時間芸術の2分法)もあります。が、取り敢えず上記の通りで。




さて、昨今フランスでは漫画を第九の芸術としようという考えも出来上がりつつあるようです。
とすると、そろそろゲームという表現形式も芸術の領域内に含んで良いように思われます。
理由としては、
①映画と同じく、文章(シナリオ)、視覚情報(絵画など)、音楽の三位一体により構成されるものであること。すなわち、総合芸術的性格を持つこと。
②少なくとも「美的な物体、環境、経験をつくりだす人間の創造活動、あるいはその活動による成果」(ブリタニカ国際大百科事典)という広義の「芸術」の定義にあてはまること。
でしょうか。

定義の問題は、掘り下げれば掘り下げるほど複雑性・難解性を増していくので、詳しくは触れませんが、ここでは、仮に「美」の定義を「知覚を経て感知される喜悦、あるいは快楽の根源的体験」としておきます。
美の定義については、これ自体が紀元前から「美学」として2000年以上も議論され続けられていました。議論そのものが非常に面白いので、興味があるかたはwikipediaなどで概略をご覧いただければと思います。

閑話休題。
本日は「妖刀事件」のレビューをする予定だったのですが、前置きが長くなってしまいました。
上述のごとく、私個人といたしましては、ゲームをするということを、ある意味、芸術に触れることと同義と見做しています。
そのため、当BLOGにおいては、ゲームの採点をするに際して、ゲームの総合芸術性に即した形式を採用しようかと考えています。

具体的には、以下の通り。
総計100点満点中、
まず、シナリオ:20点 視覚表現:20点 音楽:20点 にて一次採点を行います。
その上で、それらのつながり、演出の優劣など、総合的な裁量点:40点 を判定します。二次採点です。
最終的には、一次と二次の採点を合算して、評価点数を出します。

なお、私は主にノベルゲーム・あるいはAVGと呼ばれる形式のゲームをやっていますので、レビューの対象もそういった類のゲームがメインになります。
第一弾のレビューは近日中に投稿の予定です。

それでは、また。
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by katukiemusubu | 2008-10-13 22:10 | PCゲーム | Comments(0)
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