人気ブログランキング | 話題のタグを見る

最近、東京MXが映らないぞ?、という方への処方箋(torne含む)

「最近、tokyo mxが見れない(見えない)、いままでは見えていたのに何故?」という方、いらっしゃるのでは無いでしょうか。
今回はそんな方への現状解説と対処方法紹介です。




〈現状解説〉
今回、東京MXが見えなくなってしまった原因。
それは東京スカイツリーにあります。
正確には、東京スカイツリーへの送信所移転にあります。

従来、東京のテレビ放送は、アナログ・地デジの別なく、東京タワーから発信されていました。
しかし、高層ビルの増加、電波利用の拡大などに伴い、その利用状況はひっ迫し、受信できない世帯も増えておりました。
そこで新東京タワー(東京スカイツリー)の建設を機に、東京タワーからスカイツリーへの放送送信所移転がなされる事になったのです。

在京テレビ局はおおむね平成25年(2013年)5月末を目処に完全移行を果たす予定です。
これに伴い平成25年初頭現在、各局は東京タワーからの放送出力を順次下げております。
逆にスカイツリーからの出力は上がっており、本放送へと移行しつつあります。
→追記:6月1日をもって東京スカイツリーからの本放送が始まりました。

この移行に備えるため、各家庭でも受信アンテナの向きを、スカイツリー側に修正されたりしていたものと思います。
これにて送信所移転への対応は完了・・・のはずでした。
しかし現実には、アンテナ向きの修正だけではスカイツリーへの移転に十分な対応ができていなかったのです。
これは一部のテレビ局について生じている事象です。
ですから他局は映るのに、一部の局だけが映らないという現象が生じます。

というのも一部のテレビ局では、今回の変更に際して、送信所のみならず、周波数そのものまでも変更していたのです。
周波数が変更されれば、アンテナが送信所に向いていても、そのままの受信設定では当然、テレビを試聴することが出来ません。
東京では、TOKYO-MXがこれに当たりました。

東京MXはスカイツリー移行に伴い、従来用いていた515MHzから495MHzへと周波数を移す事になっています。
周波数が変更されれば受信する側のテレビでも、これを変更しなければ視聴することが出来ません。
移された電波を受信できる様にテレビの受信設定を変更する必要があるのです。
最近のテレビには自動での受信設定機能がついているものもあり、この場合には人の手で設定を変更してやる必要はありませんでした。
しかし自動受信設定の機能がないテレビや、トルネ・ナスネ等の外付けチューナーについては、受信設定が自動ではなされず、そのままでは東京MXを受信することが出来なくなってしまったのです。
これが、今回の事象のあらましです。

〈対処方法〉
では、どうすれば良いのか。これは至ってシンプルです。
つまり、手動で受信設定をしてやれば良いのです。
機械がやってくれないのならば、機械が周波数を変更出来る様に指示を出せば良いのです。

テレビの場合、まずはメニュー画面を開きます。
(アナログテレビやPCに地デジチューナーをつけている場合は、チューナーのメニュー画面を開きます)
そこには「映像」「音声」といった項目に並び、「設定」という項目があるはず。
これが手動設定の入り口です。
「設定」を選択しますと、「受信対象設定」やら「番組表設定」に並び、「チャンネル設定」という項目が出てくると思われます。
これを選択すると、次は「地上デジタル」「BS」「CS」といった項目が出てくるはずです。
ここでは東京MX、すなわち地上波デジタルの設定がしたいので「地上デジタル」を選択。
すると、「チャンネルをスキャンしますか?」だとか「再スキャン」といった表示が出てきますので、これを選択し、テレビに実行させます。
人間の手でやることはここまでです。
あとは待つことしばし(5~10分程でしょうか)。
チャンネルスキャン(再スキャン)を実行すると、テレビは自らに発信されている電波を分析し、周波数の変更を行います。
ここで東京MXの周波数変更も感知され、変更が行われます。
手動設定の完了です。

torne・nasneの場合も基本的には同様です。
即ち、機械にチャンネルスキャンをする様に指示すれば良いという事です。
「settingセッテイ」メニューを開き、「(PS3専用)地上デジタルチューナー設定」を選択します。
あとは「チャンネルスキャン」を選択すれば、スキャンが実行され、周波数の変更が行われます。
待つことしばし、手動設定の完了です。

元々、東京MXを受信できていた世帯ならば、これにより、ちゃんと映る様になるはずです。
お困りの方、一度お試しになって見ては如何でしょうか。
なおテレビについては一般的な設定方法を書きましたが、異なる場合もございますので説明書をご確認の上で行われることをお勧めします。
※一度設定して受信できる様になっても、再度受信に不具合をきたすことがあります。
 その原因は、帯域に何らかの障害が生じたことにあると思われますが、この場合、設定の手順を繰り返すことで、解決が図れることが多いです。


なお、この事象についてはTOKYO MX自体でも対応しているそうですので、
ホームページやコールセンターに問い合わせてみるのも手段です。一応、ご紹介まで。
by katukiemusubu | 2013-04-09 18:52 | 生活一般・酒類・ウイスキー
<< BeoPlay H3 & H6 登場 ポタ研2013冬 長文雑感(感... >>