8月20日、北アルプス・劔岳(標高2,999m)に日帰りで登ってまいりました。
始発バスで室堂に到着し、7時30分発。 雷鳥沢を経て、別山乗越、剱沢、別山尾根を経て劔岳山頂へ。 復路はそのまま別山尾根をピストン。 室堂に帰着したのが17時15分。 9時間45分の山行ログを綴ります。 こちらは登山編。 下山編はこちらのリンクを参照下さい。 立山連峰にその威容を誇る劔岳。 近代日本のアルピニズムの一つの頂点である初登頂争いをはじめ、さまざまな山岳史に彩られた名峰です。 今回はその劒岳を日帰りで往復しようと思い立ち、行って参りました。 新宿都庁前駐車場 23時発の深夜バス「毎日アルペン号」に乗り室堂へ。 「毎日あるぺん号」は別途表記のない限り、4列シート・トイレ無しのツアーバスで運用されています。 4列・トイレ無しというと普通は居住環境が悪く、辛いものです。 しかし、この日は週末にも関わらずガラガラで、一人で二席を使える状況でした。 しかも、おおむね2時間ごとに15~20分の休憩もとってくれるため、トイレの心配も少なく、かなり快適に過ごすことが出来ました。 ただし、「さわやか信州号」などとは違って夜行便でもブランケットの貸し出しはございません。 そのため気になる方は何か羽織るものを持っていかれることがお薦めです。 バスは練馬ICから高速道路に入り、関越道、上信越道、北陸道をつないで、 20日午前4時20分には富山県魚津市・有磯海SAに着いておりました。 ここで20分の最終休憩がとられ、一路、中部山岳国立公園へ。 午前6時のアルペンルートの開通を待ち、立山有料道路へと入り、 7時10分、定刻通りの室堂バスターミナル到着となりました。 天気はというと、胸がすく様な晴天。 「毎日アルペン号」の運転手さんが、車内放送をして、 「7月からこの路線に乗務すること5回。こんな良い天気は初めてです。皆様、ぜひ楽しんでいらしてきてください!」 というほどの、それはもう絵に描いたような晴れでした。 室堂が近づくにつれ、車内は賑やかに。 アナウンスにも拍手喝采が沸き立ちます。 見える景色、青い空に皆、上気した声を上げています。 それもそのはず、東京でさえ日照時間が6時間未満の日が45日間続いたこの夏。 久々の太陽は気持ちの良いものです。 そんな時、ある人がいわく「あっ、ツルギがみえる!」 その通り、弥陀ヶ原の登りに差し掛かったころから、 車窓左に見える大日連山の稜線が切れ始め、その上に、針山にも擬せる様な岩峰群が姿を表したのです。 八百八の岩稜を従える「岩と雪の殿堂」剱岳。 実に趣深い景観で、昔の人が霊山とも、地獄とも思って信仰したことが伺える存在感を放っておりました。 バスを降り、階段の踊り場にある登山届記入所で登山届を作成し、提出。 トイレをお借りしたり、玉殿の水(湧き水)で水分を補給したり、準備体操をして7時30分出発です。 ちょうど立山駅発の立山黒部アルペンルート始発便も到着したらしく、 7時10分には静かだった室堂ターミナル(標高2,432m)もすっかり喧騒に満ちた空間となりました。 玉殿の水を飲みのみ、よく整備された石畳の散策路を雷鳥沢キャンプ場へと向かいます。 玉殿の水は日本の天然水の中でも、その湧出温度の低さで知られており、水温は夏でも2~5度。 持つと手がかじかむほどの冷たさが気持ちをキリリと締め付けてくれます。 ミクリガ池、ミドリガ池を経て、標高差170mを下り、 雷鳥沢のキャンプ場(標高2,263m)に到着しました。 時刻は8時。悪くないペースです。 「山と高原地図」(エアリアマップ)によると別山尾根コースを経由した室堂・剱岳の往復タイムは13時間。 始発バスの到着時間7時30分に発つとして、室堂発の終バスは17時40分ですから、10時間10分以内にルートを踏破する必要がございます。 必要な平均速度は通常の1.28倍速。現実には休憩時間を要しますから、概ね1.4〜1.5倍の速度が必要です。 その意味では室堂・雷鳥沢間の30分(標準コースタイム1時間、2倍速)は幸先の良いスタートでした。 劒岳にいたる一般登山道は2つあり、 馬場島(標高740m)を発する早月尾根ルートと、 室堂(標高2,432m)を発する別山尾根ルートがございます。 別山尾根ルートは、登山口の標高だけを見ると、劒岳山頂(2,999m)への標高差が567m。 高尾山(標高差は約400m)とさして変わりがない、ラクラクコースに思われます。 しかし、さにあらず。 別山尾根ルートは、すさまじいアップダウンのコースです。 室堂⇔雷鳥沢、雷鳥沢⇔別山乗越、別山乗越⇔剣沢、剣沢⇔一服剱、一服剱⇔武蔵のコル、 武蔵のコル⇔前剱、前剱⇔前剱の門、前剣の門⇔平蔵の頭、平蔵の頭⇔平蔵のコル、平蔵のコル⇔剱岳山頂。 明瞭なピークの登り降りだけでも10回。 最も大きい雷鳥沢・別山乗越間の高低差は約500mにも達します。 累積標高差は実に1,710m。 馬場島ルート(早月尾根)の2,259mに比べれば少なめですが、 しかし、上高地・奥穂高岳間と同規模の数値です。 また、その登山口からの標高差で誤解されがちなのですが、 ほぼ一直線に尾根を駆け上がる早月尾根ルートの距離が往復約17kmであるのに対し、 室堂から沢を越え、尾根を越え、岩稜を越える別山尾根ルートの距離は往復約19kmあります。 つまり「長くて辛い」と言われる早月尾根コースに比べて、更に長い道のりとなっているのです。 複雑なアップダウンは確実に登山者の体力を奪い、こういった諸要素の総合が、 剱岳別山尾根コースが一泊二日、または二泊三日のルートとして認識される由縁となっています。 もし、これを日帰りで果たそうとするならば、 もっとも条件の良い(終バスが遅い)8月でさえ、10時間10分以内の往復が必要であり、 発券時間やバス発着所へ行く時間を考えると、現実的には10時間を切って、実質9時間台での往復が求められます。 過酷な登高とシビアなコースタイム。 このあたりが、いまだかつて別山尾根日帰り登山の山行記録が見られない原因なのでしょう。 (※ヤマレコなどを含むネット上において「剱岳 別山尾根 日帰り」での条件検索。平成28年8月18日現在、著者調べ) 称名川の標高2,263m地点にかかる浄土橋を渡り、目指すは別山尾根です。 別山尾根の派生点、別山乗越の剱御前小舎(標高2,760m)へ至るためのルートは二つ。 雷鳥沢左岸の尾根沿いに直登する雷鳥坂ルート、大日連山側の稜線へと出て稜線沿いに登る新室堂乗越ルートです。 稜線歩きの方が展望も楽しめそうでしたので、新室堂乗越ルートを選択。 高層湿原につけられた木道を歩き、稜線を目指します。 周りには花が咲き乱れ、快適なトレイルです。 8時20分、新室堂乗越(標高2,390m)。 別山方面を見上げると、雲がぽつねんと一つ。 空を見上げて、そろそろと標高を上げていきます。 あまりガイドブックにも紹介されないルートであるためか、若干藪漕ぎ気味でした。 とはいえ踏み跡はきちんと存在しており、順調に高度が稼げるアルバイト区間です。 午前9時。別山乗越・剱御前小舎(2,760m)に到着。 ここまで標準コースタイム2時間45分のところ、1時間30分。 1.8倍速。悪くない速度です。身体も適度に暖まってきました。 別山乗越からみる剱岳。 室堂から剱岳へ至るルートは、何度も離合集散を繰り返すコースレイアウトとなっていますが、 最終的にはどのルートを選んでも劒岳に達する様に設計されています。 別山乗越から劔前衛のピーク・一服剱(標高2,620m)へいたる登山道もその一つで、 剱沢へ下って三田平の剱沢キャンプ場を抜けて剣山荘から一服剱へと登り返す剱沢ルート、 別山尾根をまっすぐに進行する剱御前ルート、 剱御前岳の山腹を巻いて高度を維持しながら進むトラバースルートが選択できます。 トラバースルートはくろゆりのコル(標高2,550m)で別山尾根主稜線(剱御前ルート)と合流し、 剱沢ルートもまた一服剱まで登り返したところで別山尾根主稜線と合流し、 そこからは単一の別山尾根登山道として剱岳山頂を目指すことになります。 今回は速度重視ということでトラバースルートを選択しました。 ここでのメジャールートは剱沢ルートですが、さすがにトラバース路は歩く人が少ないらしく、ところどころ藪漕ぎを強いられます。 何箇所か岩場の通過もございますが、浮石が多く通行注意です。 しかし山陰に残る雪渓や、眼下を進む剱沢ルートの登山客、 頭上を覆うように聳える剱御前の容姿を眺めながら進むことが出来、見るものには事欠かないルートです。 9時45分、別山尾根・くろゆりのコル。 主稜線に戻ってきました。 写真中央にはフタコブのピークが印象的な前剱。 前剱そのものも立派な岩峰ですが、その奥にあるガッシリとした岩峰こそが剱岳本峰です。 距離の関係で前剱と同じくらいの標高に見えますが、前剱2,813mに対し剱岳本峰は2,999m。 150m以上の標高差があります。 そして双方の峰を挟む強烈な切れ込みをご覧いただけば、別山尾根ルートのアップダウンの激しさが感得いただけましょう。 逆サイドから見た概念図。 こちらからのほうが前剱・剱岳間の切れ込みが分かりやすいかも知れません。 この切れ込み、穂高連峰(長野県)あたりではキレット(切戸)と申しますが、立山連峰(富山県)では「窓(まど)」とか「門(もん)」と申します。 感覚的には窓<門の印象。 ともあれ、この切れ込みに降り立ち、再び登るという行為を地形図で分かるだけでも4回繰り返さねばなりません。 流石は難攻不落と恐れられた名山。そう簡単には山頂に立たせてはくれないという訳です。 くろゆりのコルからは剣山荘に降りて剱沢ルートへ合流する道と、そのまま主尾根をゆく道がありますが、後者を選択。 徐々に前剱が大きくなり、剱岳本峰を隠してゆきます。 この主稜線ルート、トラバースルートに輪をかけて人が通らないらしく、樹高1mくらいにまで成長したハイマツをかき分けかき分け進んでいきます。 低山の藪漕ぎですと方向を見失う危険がありますが、高山の藪漕ぎの場合、その危険が少ないのは救いです。 それにしても高山植物の力は強く、いくらか身体を擦りむいてしましました。 強風に耐える高山植物の強度、恐るべしと申せましょう。 10時15分、一服剱(標高2,618m)。 写真右に見えるのが一服剱のピーク、中央に聳え立つのが前剱です。 前衛峰にしてこの風格。迫力があります。 まずは前剱にご相手願いましょう。 一服剱から前剱へは、一旦、武蔵のコル(標高2,570m)まで下り、前剱(標高2,813m)まで登り返す必要がございます。 標高差243m。ちょうど東京都庁本庁舎と同じ高さです。 都庁に階段で登ることと考えると、なかなかうんざりするところですが、これはあくまでも試練の一つ。 一服剱から剱岳まで水平距離は約1.5km。その距離に渡ってひたすらに岩場の登下降が続くのです。 2番鎖場(はじめトラバース、途中から50度程度の登り10m)を越え。 「うーん、良い角度!」とうそぶきながら、ガレ場を登ってゆきます。 武蔵のコルから前剱までの水平距離は270m。標高差は243mでしたから、傾斜角は42度です。 この角度は北岳バットレスの平均斜度46度に匹敵する数値です。 国内最難関と名高い西穂高岳・奥穂高岳縦走路(山行記録リンク)。 この水平距離が約3kmなのですが、剱岳に至る別山尾根ルートは、 (危険箇所がはじまる)一服剱から剱岳までの水平距離が概ね1.5kmあり、 見晴るかす剱岳本峰の威容。 頂上に向けて綿々と尾根が連なります。 小休止をとることにしました。
流れる雲を観察していると日本海側から陸続と湧き立ち、剱岳本峰も覆わんとしています。 奇跡的な晴天とはいえ、さすがにタダでは登らせてくれないか。 気圧計をチェックすると、ここ90分ほどの間、気圧は低下の一途を辿っており、 これを考えると、ここからの縦走は雨と曇りのミックスの中での登下高となることでしょう。 すると、都度立ち止まって地図を開くということは難しいかもしれない。 スニッカーズをかじりながら、前剱からの登山道、そのルート構成を頭に入れていきます。 10時50分、出発しました。 まず前剱の頂上からは標高を20mほど下げ、前剱の門へと降り立ちます。 キレットそのものはもう10mほど落ちこんでいるのですが、最も狭い部分に長さ4mほどの鉄橋が掛けられており、これを用いてパスできます。 鉄橋と言っても、もちろん手すりがあるはずもなく、また幅も50cmほどのものですが、あるとないとでは大違い。 有り難いことです。 門というだけあって、風が吹き抜け、バランスの維持に気を使う通過となりました。 鉄橋を抜けると、すぐさま右上にむけてバンド(岩溝)沿いにトラバースしつつの登りとなり、 前剱の門の岩峰を回り込むと、こんどは左下への下降となります。 左下といってもこれは大まかな方向性で、実際には右(東)、左(西)にジグザグにつけられた方向指示のペンキ印に沿って進んでいきます。 高度感もあり、ルート指示から外れると即絶壁というシビアな下りです。 あまりガイドブックなどで言及されることは少ないですが、この「前剱の門の岩峰」の登下高、なかなかの難易度です。 岩峰から降り立つと、しばらくは幅の広い(とはいえ1.5mくらいですが)登山道に沿って、小ピークの登高・下降をくりかえして行きます。 基本的には登り基調。鎖場は2つです。 峰と峰の間からは東大谷・横谷の峡谷をはさんで西大谷尾根(西大谷山・天狗の踊り場)が望まれました。 さて、予想通りというべきか、雲がのぼってまいりました。 雲はあっという間に稜線上に達し、視界を奪っていきます。 水気が多く含まれており、なにか切っ掛けがあれば、すぐに雨がふりはじめそうなコンディションです。 ハードシェルを着用。 小ピーク群の中で最大の標高を誇る「平蔵の頭(標高2,840m)」へは鎖場をもってアプローチ。 岩に穿たれた鉄筋が良い人工足場となり、リズム良く進むことが出来ます。 そして15mほどのトラバース。 もう一つ鎖場を伝って、平蔵の頭を越え、平蔵のコル(標高2,820m)へ降り立ちます。 時刻は11時30分となりました。 平蔵の頭から望む剱岳本峰。 前菜は食べ尽しました。 ついにメインディッシュの時間です。 平蔵のコルは剱岳本峰に至る最後の鞍部です。 ここからは山頂(標高2,999m)まで一直線の岩場の登りとなります。 折りよく、というか折り悪く、雨が振りはじめました。 小雨かと思ったら、あっという間に本格的な降雨に。 外套がビシバシと打たれます。 主菜にドレッシングは要るかも知れないが、こんなに沢山は要らないなあ。 そんな事をボヤきながら、ルート検討を開始しました。 剱岳・別山尾根ルート 核心部概念図。 標高差は約180m。超高層ビルに匹敵する高さです。 取付き点は稜線から少し東側によった地点にあり、ここからの50mの登りが名高き難所「カニのタテバイ」です。 なお、稜線の岩陰には簡易トイレ(旧避難小屋)が設置されています。 カニのタテバイの高さについては案内書や地図によってバラバラで、 だいたい20m~50mの幅の中で記載がなされておりますが、これはカニのタテバイの範囲をどこまでと捉えるかによって異なります。 カニのタテバイの岩場は1.始めの垂直の登り20m(山と高原地図によれば17m)、2.中盤の斜度30度程度のトラバース10m(同約6m)、3.後半の斜度60度程度の登り20m、の三段階で構成されており、 最狭義の垂直部分だけを言うならば標高差20m、中盤までなら30m、最広義の一連の岩場全体であれば50mとなるという仕組みです。 つまりは捉え方の問題で、どれも正しい標記なのですが、ともあれ垂直部分は20m程となります。 一口に20mと言いますが、下から見上げると、この威圧感。 パワフルなビジュアルです。 先行者の動きを眺めておりますと、比較的安定的な足取り。 雨で岩場が濡れつつあるものの、鎖や人工足場がしっかりと設置されており、これが効いている様です。 ルート整備がなければ西奥縦走に匹敵するこのルート、難易度的には雨が降っていれば撤退を考えることも十分に合理的です。 しかし、この充実したルート整備。幸い体力も残っています。 この整備ならば行けると判断し、取付きを決意しました。 後行者の不在を確認し、携行食をとりながら先行者が登りきるのを待ちます。 11時45分、行動開始です。 はじめにオーバーハング気味の取っ掛かりがありますが、 これを越えると後は、鎖と人工足場が適切なサポートを与えてくれます。 そのため垂直区間はさらりと通過。 続くトラバース区間は案の定、岩が濡れそぼっており、吹き抜ける風もあってフリクションが上手く効かない場所と化しておりました。 平蔵谷側へ張り出しており、地面への標高差は100mほど。 滑落はぞっとしない想像です。鎖に頼りつつの通過となりました。 鎖場が一段落した最終の登攀区間は、手がかり(ガバ/ホールド)や自然足場(スタンス)も多く存在しています。 黙々と通過。 さて、カニのタテバイを登りきると、岩溝沿いに登ってゆき、主稜線を目指すことになります。 雨の影響もあって滑りやすく、かつ視界が悪く、渋滞が発生していました。 後尾で待っていると、「お先にどうぞ」とお声がけいただいたので、先行パーティを抜かせていただき、進ませてもらう事といたしました。 10分程で稜線に至る。 雨と風。視界は5mが限度です。 有効視界はおおむね3mほどで、逐次ペンキ印を確認しながら、風に吹き飛ばされない様に岩にへばりついて進みます。 一歩一歩。東へ。 稜線は狭く、北も南も断崖です。 間違って踏み外すことのない様に慎重に歩みを進めます。 強風を岩陰でやり過ごし、ゆっくりと進むこと10分。 ついに平坦地に到達しました。 そこには石垣に囲まれた木造りの社がまします。 12時10分、剱岳(標高2,999m)に登頂しました。 早速、山頂の社(祠)に参拝いたします。 剱岳山頂の祠は立山の雄山神社の別社で正式名称を「剱嶽社」と言います。 雄山神社は伊耶那岐命(本地仏:阿弥陀如来)と天手力雄命(本地仏:不動明王)の二柱をお祭りしておりますが、 このうち「剱嶽社」には天手力雄命と不動明王の石仏が安置されていると伝えられています。 雄山神社と同じく山岳信仰で知られる長野・戸隠神社の奥社の御祭神も天手力雄命であり、 天の岩戸≒境界をつかさどる神としてのアメノタヂカラオ信仰が伺われます。 山頂は、というと全くの無人。 晴れていれば絶景だったのでしょうが、霧中の山頂にぽつねんと佇むというのも、また趣深いものです。 その2(下山編)へ続く。
by katukiemusubu
| 2016-08-25 22:13
| 登山・トレッキング・温泉
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