秋葉原のカフェ・Vault Coffee(ボルトコーヒー)へ行って来ました。
感想と評価、口コミなど。 <店舗情報> 営業時間:11:00から22:00(月曜日は13:00から21:00) 営業日:基本的に無休 公式サイト:Twitter <レビュー> 要約:コーヒーは品質も良く、CPも良好。ただし平日喫煙可が悩ましい。 2014年11月開店。 秋葉原の中央通り沿いにある雑居ビル「リバティー5号館」の3階にある喫茶です。 路地に入口があり、隠れ家感があります。 階段またはエレベーターを用いて3階へ。 マンションの住居への入り口を思わせる金属製の扉に「OPEN」の札がかかっていれば空いています。 事務所感あふれる外観とは異なり、内装は純喫茶のそれ。 入口から木製のカウンター沿いに席が14席。 店内奥の中央通り沿いの窓際には、4人がけのテーブル席が2卓あります。 暖色系の照明に、ゆったりとしたジャズがかかる店内は、秋葉原らしからぬ雰囲気があります。 席間もゆったり。 マガジンラック(書棚)にはアニメやゲームといった秋葉原関連の本のほか、写真や珈琲に関する同人誌などが置いてあります。 マニアックなところでは、サークル「ひつじるし」の靴に関する写真集「sabot d'or」かしらん。 コーヒー以外にもラッシーや紅茶(ダージリン・アッサムの2種)があり、ビールも常備。 ただし他の全ドリンクメニューよりも、珈琲の種類の方が多く、コーヒー専門店の様相を呈しています。 珈琲豆は新宿・百人町のトーアコーヒーから卸していると思しく、店内の各所にトーアコーヒーのパンフレットが置いてあります。 CoE(カップ・オブ・エクセレンス)受賞豆のうち、各国の5位以降を中心にラインナップ。 トーアコーヒーは5位より上位の入賞豆も取り扱っておりますが、おそらく意識的にこのラインナップとなさっているのでしょう。 上位入賞種はどうしても価格が高くなってしまい、たとえば2016年のホンジュラス第1位「エル・プエンテ・ゲイシャ種」の場合、1杯あたりの原価は500〜600円に達します。 一方、5位以降であれば、1杯あたりの原価は80~150円程度に抑えることができます。 人件費、店舗賃料、維持費を考えると、 喫茶店が継続的に利益を出していくためには、おおむね原価(仕入れ値)の4倍以上の売価設定が必要です。 すると1位の豆を使えば、2000円以上の価格設定とならざるを得ない。 一方、5位以下の豆であれば、600円前後の価格設定でもやっていけることになります。 原価80円からとはいえ、そこは厳しい審査を勝ち抜いたスペシャリティコーヒー。 上手く淹れることで、十分にその豆の個性を味わうことが出来ます。 チェーン店によくある量産コーヒーとは違うのです。 (ちなみに、チェーン店の珈琲豆の原価は1杯あたり10円〜20円くらいですから、原価でみてもその4倍程度の価値を有することになります) さて、Vault Coffeeではコーヒーの抽出に、トーアコーヒーオリジナルの化繊フィルターを使用しています。 ペーパードリップとネルドリップの中間的なもので、フィルター式でありながらコーヒーオイルを抽出することが可能です。 私も家で使う時がありますが、結構便利。通常のペーパーフィルターに比べて、気持ち勢いをつけてお湯を注ぐのが抽出のコツです。 ペーパーと違って使い捨てではなく、再利用が出来、またネルよりもメンテナンスが容易なフィルターといえます。 そのため提供されるコーヒーには表面にうっすらとコーヒーオイルの層が出来ていました。 定番のボルトブレンド(450円)は浅煎り豆を中心としたフルーティーなブレンド。 柑橘類を思わせる芳香と、爽やかな口当たり、クドさのない苦味をもっており、サードウェーブコーヒー的なつくりです。 通常のサードウェーブコーヒーに比べてコーヒー油が加わるため、ボディ感が強まり、飲みごたえもあります。 バランスの良い仕上り。 バランスが良い、良いのは間違いないのですが、このお店、残念なところは平日喫煙可ということです。 そのため、隣にタバコを吸う方がいらっしゃると非常に悩ましい。 肝心かなめの香りが打ち消されてしまい、味わおうにもなかなか難しくなってしまいます。 純喫茶にも喫煙可のお店はあるのですが、 せっかくの厳選した商品が台無しになってしまい、自殺行為に思われます。 それでも喫煙可のお店があることを考えると、やはり禁煙よりも集客効果があるのかしらん。 食事系メニューにはトーストがあり、厚切りトーストを四等分にして提供してくれました。 バターがたっぷりと塗られ、食べごたえも十分です。 ご主人(マスター)は30歳代くらいの男性。 基本的には寡黙ですが、ときおり常連さんと思しい方々とオタク的会話で盛り上がっておられるのを見ると、やはり秋葉原の住民でいらっしゃるのでしょう。 オタク的会話そのものは何ら問題ないのですが、 その類の会話をするお客さんが多い時もあり、若干、お客さん方の会話の音量が上がりすぎてしまい、 せっかくの落ち着いた雰囲気が阻害されてしまっていたのが悲しいところです。 おそらく、たまたま折り悪く、声のボリュームが大きい時に当ってしまっただけだとは思いますが。 ともあれ、良質なコーヒーにお手頃な価格。 深夜帯まで営業がなされており、使い勝手も良好。 結構お勧めできるお店といえます。
by katukiemusubu
| 2017-02-10 11:05
| 珈琲、紅茶、エスプレッソ
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