【レビュー】サントリー「山崎25年」・「山崎18年」

サントリーの二大シングルモルトウイスキー「山崎」と「白州」。
山崎シリーズ全四種類のうち、上位二種の感想と評価を書き置きます。
※響30年・響21年のレビューはこちら
※白州25年・白州18年のレビューはこちら




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<レビュー>山崎25年

【スペック】
・アルコール度数43%、容量700ml。税抜価格125,000円。
・SUNTORYの定番商品の内、最も高価で二番目に酒齢の高いウイスキー。
・ジャパニーズウイスキーとして初めてISC金賞を受賞したシングルモルト「山崎」シリーズのフラグシップモデルである。
・同社のフラッグシップ「響30年」「山崎25年」「白州25年」にはシリアルナンバーが付されており、その希少性が伺える。
・年間生産量は数千数百本と言われており、キーモルトには酒齢25年を超える長期熟成シェリー樽原酒が使用されている。
・WWA2012ではWorld Best Single Malt Whiskyを受賞し、シングルモルトウイスキー部門の世界一に輝いた。
・「山崎」はWWA2011でも同賞を受賞(銘柄は山崎1984)しており、ブランドとしては二年連続の世界一であった。

【ティスティングノート】
・紅玉よりも深く濃い水色。臙脂色。
・光の当たり具合によって色合いは移ろい、ガーネット(宝石)を思わせる複雑さがある。
・上立ち香は甘美で豊満。一利きで長期熟成のシェリー樽原酒と分かる程に特徴的。
・ラムレーズンを思わせる酒精感と果実感の絶妙な融合。その奥に香木感が潜んでいる。
・口当たりは淑やかでシルキー。甘露の様な味わいが掬い上げる様にすぃっと広がる。
・シェリーモンスター的な攻撃感はなく、非常に芳醇。
・練りココアの苦味、ガナッシュの甘味、水出しコーヒーを思わせる柔らかな香味と酸味。
・これにブドウの爽やかさが加わり、シチューの様に混ざり合う。豆と果実の饗宴。
・余韻は非常に長い。梅、ブドウ、メロン、上質なバニラ香と木香が持続する。
・加水すると樽香がわかりやすく現れ、一層フルーティーになる。
・含み香よりも返り香が顕著で、心地よく鼻を抜けていく。


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<レビュー>山崎18年

【スペック】
・アルコール度数43%、容量700ml。税抜価格25,000円。
・1本10万円を越えるフラグシップに対して、普及価格帯の頂点を為すラグジュアリーモデル。
・おそらく日本のウイスキーとして世界的な評価が最も高いシングルモルトウイスキーである。
・SWSC最優秀金賞7回、ISC金賞4回、IWSC2006トロフィー、ISC2012トロフィーetc・・・。
・「響21年」(ブレンデッド)やニッカ「竹鶴17年」(ヴァッテッドモルト)と並び国際コンペティションの常連となっている一品。
・キーモルトは酒齢18年以上のシェリー樽熟成原酒。同時にミズナラ樽の長期熟成原酒の使用が謳われている。

【ティスティングノート】
・艶やかな琥珀色の水色。光沢ある赤みが印象的。
・上立ち香は甘くモルティ、同時にミズナラ樽由来の白檀の香りが存在感を示す。
・香りを聞いた時点で、シェリーとミズナラのハーモニーが高らかに宣言される。
・口当たりは柔らかい。高いアルコール度数を感じさせない、するりとした感触。
・基調香はベリー、さくらんぼを思わせる果実香。
・これによく煮詰めた苺ジャムの甘味と酸っぱさが加わり、奥行きのある味わい。
・チェリーパイを連想させるこってりしたコク。くゆらせると穏やかに伽羅が香る。
・舌で転がすとデニッシュペストリーを思わせる重心の低い甘さが現れ、55%程度のカカオチョコレートの苦味も姿を見せる。
・含み香は穏やかな樽香。熟成感と円熟味。
・余韻は長く、スパイシー。ホワイトペッパーの清涼感と干しぶどうの滋味深さ。
・加水すると苦味が立ち上がり、同時に味わいの厚みも増す。

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by katukiemusubu | 2018-04-14 12:37 | 生活一般・酒類・ウイスキー | Comments(0)
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