【レビュー】広尾・Deeney's(ディーニーズ)の「マクベス(ハギスサンド)」

英国発・広尾のサンドウィッチスタンド「DEENEY’S(ディーニーズ)」へ行って来ました。
感想と評価を書き置きます。




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<マクベス Macbeth>
・価格は800円(税込)。
・作り置きではなく、注文があって初めて作り始めるメイド・トゥ・オーダー方式です。
・天然酵母のパンにはたっぷりとクリーム(イングリッシュマスタード)が塗られ、次いでハギスとチェダーチーズ、ルッコラが挟み込まれる。

・そして鉄板に置きトースト。パンは上からハンドプレスで押され、じっくりと熱を加えられていきます。
・同じ鉄板の上ではベーコンも焼かれており、パンはベーコンの脂を吸い込んで、カリッとジューシーに揚げ焼き。
・パンの甘い香りにベーコン由来の肉々しい香りが加わり、見ているだけでもシズル感のある調理過程です。
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・出来上がりがこちら。
・こぼれおちそうなくらいにたっぷりのチーズに、ハーブの香りも豊かなハギス。
・カリッとしたパン生地を噛みしめると、じゅわ~っと油があふれ、何ともトースティーな食感です。

・メインとなる食材「ハギス Haggis」について。
・羊肉とオートミール、スパイスとハーブの和え物(詰め物)でありスコットランドの名物料理です。
・羊の香味の活かし方やハーブの使い方が料理人の腕の見せどころで、店によって千差万別の味わいがあります。
・店によっては癖の強いものもあるハギスですが、ディーニーズのハギスは至って優しい味わい。
・羊肉特有のミルキーな香りと薬草の朗らかな香りが相まって、肉と乳脂肪双方の旨味を引き立ててくれます。

・とろけんばかりに溢れ出るチェーダーチーズも存在感抜群です。
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・これにアクセントを添えてるのが、ルッコラとキャラメルオニオン。
・キャラメルオニオンはその名の通り、キャラメル色になるまで、しっかりと炒められた細切れ玉ねぎです。
・野菜そのものの甘さが引き立ち、これがきっかけとなってパンや肉に含まれる素材本来の甘味へと注意を向かせてくれます。
・これにルッコラ(香草)のさっぱりとした芳香が重なり、全体の油っこさをしっかりと調整してくれます。

・濃厚で繊細、それでいてコク深い。
・非常に計算され尽くされたサンドウィッチで、モダンブリティッシュの凄みを見せてくれました。
・スペイサイドあたりのスコッチウイスキー、あるいは精米歩合60%前後の味の強い日本酒などと合わせてみたい一品です。

・試してみた処、ウイスキーマスタード(マイユ社のディジョンマスタードをウイスキーで伸ばしたもの)を塗ってみても好相性でした。

<スペック>
・2012年、ロンドンで始まったトースティー(ホットサンド)専門店「ディーニーズ」。
・創業者のキャロル・ディーニーさん。日本におけるオーナーの長谷川容子さんも女性です。
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・日本でのはじまりは2017年12月下旬。
・広尾の国際スーパー「ナショナル」の前で営業を開始しました。
・爾来5ヶ月。2018年4月現在も同じ場所で出展しております。
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・ワゴン一つ、鉄板一枚。
・非常にシンプルなストリートフードから、ここまで繊細かつ芳醇な味が生み出されるとは驚きでした。

・癖が強く敬遠されがちな料理「ハギス」を敢えて中心に据える。
・私はハギスが好きでよく食べ歩いているのですが、ここまで人にお勧めできるハギス料理は初めてかもしれません。

・2018年4月からは、第5のメニューレシピ「ロバート・ブルース」が登場との由。
・こちらではウイスキーとチキン、二種のチーズがフィーチャーされています。
・ハギスを使った「マクベス」にせよ、この「ロバート・ブルース」にせよ、スコットランドに関係のある名称が取られており、英国とりわけスコットランドへの憧憬が感じられるラインナップです。

・ベーコンの油が染み込んだパンを高温で「揚げ焼く」スタイルはあまり例を見ないもので、その食感は「カリッじゅわ」。
・この口当たりを楽しむだけでも一食の価値があろうかと思います。
・英本国では、トースティーのほかバーガー類やフィッシュアンドチップスの展開もあるそうで、こちらが日本でも展開されるのかどうか、楽しみなところです。
・逆に日本独自の展開が合っても面白いかもしれません。

・実際、パンについては英本国(固めの全粒粉パン)とは異なり、オーダーメイドのパン・ド・セーグル(柔らかめのライ麦パン)を使用。
・これがカリッじゅわ食感を引き立てているのですから、こうした日英関係、オリジナル展開も面白いものです。

・場所や営業日、営業時間については公式ホームページをご覧くださいませ。

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by katukiemusubu | 2018-05-11 15:21 | グルメ・スイーツ | Comments(0)
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