天気の子のロケ地をめぐる聖地巡礼記事です。 舞台はどこか等々、舞台探訪や考察のご参考にどうぞ。 ※2019年5月29日:予報2の情報を追記しました。 ※2019年6月1日:「代々木の廃ビル」こと、代々木会館ビル取り壊しの情報を追記しました。 ※2019年6月28日:上記情報を追々記しました。 ※2019年7月2日:スペシャル予報の情報を追記しました。 ※2019年7月19日:公開初日。田端の坂など「映画本編 舞台めぐり」を公開しました。確認できた全てのロケ地を地図リンク付きで記載しております。 (「映画本編 舞台めぐり」は、あらすじなどのネタバレを含みます。ご注意ください) (ネタバレを含みます。ご注意ください) ※画像は天気の子 予告編より引用(以下同じ) 4月10日、予告編が公開されました。 本記事では、現時点で特定できるロケ地・舞台地について書き置いていきます。 (→7月19日追記:映画本編の舞台めぐりを追加しました。そのまま順次ご覧ください) 天気の子公式サイトのあらすじ(ストーリー)紹介をみると、 今回の物語は、離島から東京に出てきた少年・森嶋帆高と、東京で弟とたくましく暮らす少女・天野陽菜の物語とされております。 それをなぞるように、予告編では東京へ出てくる帆高の様子と、東京での陽菜の様子が描かれておりました。 右側が雨に打たれて船尾方向、航海灯のある柱へと駆け寄るシーン。 左側がレインボーブリッジを抜けて東京の竹芝埠頭へと入港しようというシーンです。 東海汽船は東京本土と伊豆諸島を結ぶ海運会社。 さるびあ丸は同社の所有する最大級の船舶です。 そのサイズ、実に4,992t。第二次世界大戦当時の軽巡洋艦に匹敵する総トン数です。 同社最大の橘丸(5,681t)の方かとも思いましたが、純白の船体色、船尾の航海灯柱から、橘丸ではなくさるびあ丸と特定できました。 さるびあ丸は主として東京〜伊豆大島〜神津島航路に就役しておりますので、 帆高の出身地は十中八九、この航路のいずれか(大島・利島・新島・式根島・神津島)の島かと思われます。 橘丸ですと、より南の東京〜三宅島・御蔵島・八丈島航路となり、島が異なります。 ちなみに八丈島には、君の名は。でみられた様な山頂部の大池(写真)が存在しております。 詳しくはこちらの記事をご参照ください。 一方、陽菜の側では、雑居ビルの外階段を登って屋上の神社を参拝する様子が描かれておりました。 ビルの名称は代々木会館ビル。グーグルストリートビューで見てみると左下の外観と同じ画像が得られることが分かります。 見比べた画像がこちら。 上が予告編からの引用、下がグーグルストリートビューからの引用です。 現実と比べてみると、映画では外階段が追加されている様子です。 背景のドコモタワー(NTTドコモ代々木ビル)の存在感は変わらず。 予告編では神社に精霊馬(野菜に箸で足をつけたもの)が備えられておりました。 現実のこのビルの屋上には、神社ではなくペントハウスがございまして、 荻原健一主演のドラマ「傷だらけの天使」(1974〜1975年)で主人公の探偵・木暮修の住処として用いられました。 その由縁から、代々木会館ビルはエンジェルビルとも通称されています。 傷だらけの天使以外にも、攻殻機動隊シリーズで知られる神山健治監督のショートフィルム Xi AVANT(クロッシィ・アバン)にも登場しておりました。 昭和の終わり頃から何度となく取り壊しの話が出ては頓挫している雑居ビルなのですが、 屋上のペントハウスはその後、空手道場になり、これが廃業した2019年現在では立入禁止となっております。 廃墟化が進行し、現在ではプチ九龍城塞とも呼ばれる代々木会館ですが、 ドラマから数えれば45年の歳月を経てもなお、映像作品の舞台となり得るという事は喜ばしいものです。 ロケ地が渡辺ビルと向かい合う建物、つまりは代々木会館である、ということが分かります。 ※6月1日追記:代々木会館ビルの取り壊し(2019年7月〜) ついに…、と言うべきかも知れません。 かつてビル内に数十軒のテナントを抱えていた代々木会館ビルも、ビル内 最後の店舗の閉店が決まりました。 最後まで残っていたのは中国関係の学術資料書専門店「東豊書店」。代々木会館の3階に位置する出版社・中国語書籍の古書店です。 ちょうど代々木に行く機会があったのでお店に立ち寄り、店主の簡(ヂィェン)さんに伺うと、既報の通り、2019年6月末をもって閉店するとのことでした。 そして、代々木会館の登記簿をみてみると、このビルの取り壊しを困難にさせていた複数の地権者の問題(多くの共有持分が存在し、しかもそれぞれに抵当権その他の担保物権が設定されている)もほぼ解決に向かっています。 建築から50有余年。映画「天気の子」の公開と前後して、代々木会館ビルは取り壊し工事に入ることが予想されます。 ※6月28日追記:代々木会館ビルの取り壊し詳細 6月24日、代々木会館ビルに解体工事のお知らせが掲示されました。 これによれば8月1日に解体工事に着手、その終了は翌年1月31日予定とされています。 既に工事用の足場やフェンスが設置されつつあり、映画公開時にはおそらく完全に立入禁止となっておりましょう。 ビルの1階(というか屋外)に居を構えていた居酒屋「きぬちゃん食堂」は6月27日をもって閉店し(神保町へ)移転。 ビル内最後のテナント「東豊書店」はこの追記を書いている翌日、6月29日(土)をもって閉店します。 登記簿によれば代々木会館ビルの建築は昭和38年(1963年)末のことでした。 ちょうど東京オリンピックの前年の出来事です。 爾来55年、代々木の地に存在してきたこのビルは、昭和・平成を駆け抜け令和元年(2019年)、再びの東京オリンピックの前年に幕を下ろします。 なんだか運命的な出来事です。 その他の特定画像。 左:東京タワーと六本木ヒルズ。 新宿ワシントンホテルの高層階客室に思われます。 (7月19日訂正:この予測は外れでした。ネタバレとなりますので詳しくは、この記事下記の「映画本編舞台めぐり」にて) 例によって新宿副都心(新宿区・渋谷区)の映る割合が多く、 言の葉の庭を思わせる雨の叙景描写が印象的な予告編でした。 果たしてここからどの様な物語が紡がれるのか。 楽しみなところであります。 <予報2> 5月29日、予報2が公開されました。 こちらについても、特定できた場所を記載いたします。 劇中で「金買ドットコム」と書いてある場所は実は…。 東北新幹線の高架越しに見える「あみ印」の看板から場所を特定できます。 実際に行ってみた画像がこちら。 遅咲きの紫陽花と遠くに見えるスカイツリーが綺麗です。 同神社では「晴天祈願」を始めとする気象にまつわる各種ご祈祷が受け付けられており、 100%の晴れ女 が登場する本作ともオーバーラップするところです。 ちなみに劇中に登場する気象神社の天井絵は実在のものではありません。 「天空の城ラピュタ」の背景画などを手がけた画家・山本二三さんによる創作ですが、 しかし京都・相国寺の蟠龍図(画:狩野光信、1605年)を思わせる迫力がありました。 「君の名は。」での須賀神社・男坂(階段参道)に続き、印象的な急坂も登場。 自動車道としては都内最高クラスの急坂です。「冴えない彼女の育て方」のロケ地としても有名な「例の坂」です。 今回の予告から言って、「お天気お届けします」業(お天気ガール)でお金を稼いだ二人がパーっと遊びに来ているシーンではないかと想像します。 バスローブ姿の陽菜の手にはラッピングされたプレゼントが握られており、帆高の後ろにはティーポットとペットボトルが見えています。 カラトリーがあることから、広めの室内空間であることが伺われますが、流石に内装だけでは分かりませんでした。 内装に色気がありラブホテルの様にも見えますが、さすがにラブホテルではなく、どこかのシティホテルでありましょう。 映画公開時には「協力」欄などでクレジットされるでしょうから、その時を待ちたいと思います。 (7月19日訂正:この予測は外れでした。ネタバレとなりますので詳しくは、この記事下記の「映画本編舞台めぐり」にて) (7月23日追記:ホテルを特定しました。詳しくは記事最後部の「おまけ」欄をご覧ください) もちろん渋谷のスクランブル交差点(上)や西新宿の高層ビル群(下)も出てきます。 それにしても、ビルのガラスに写った向こう側の景色の描写が凄まじい…(実写ではなく絵なのです)。 予報2のラスト、陽菜らしき人物が東京の街を見下ろすのは、六本木ヒルズ(森タワー)の屋上スカイデッキ。 定員制ではありますが、展望台「東京シティビュー」に+500円の追加料金で見学することが出来ます。 <スペシャル予報> 7月2日、六本木ミッドタウンで行われた製作報告会見においてスペシャル予報が公開されました。 5分に及ぶ大規模な予告編ですが、こちらで追加された舞台について記載いたします。 ストリートビューで見てみると、看板の形まで全く同じです。 靖国通り側の歩道には、ソフトバンクのCMでお馴染みの白い犬が散歩しています。 そしてバーニラ!Vanilla!バニラ求人! 親元の保証なしに未成年者が働く、ということで風俗店のボーイ業が選ばれているのでしょうが、なかなかどキツイ描写です。 ネットカフェ内の自室というか自ブースにも、Spa(スパ!)などの写真週刊誌が散乱し、16歳の高校生というより、やさぐれたアラサーの様になっています。 ストリートビューと見比べてみると、具体的な店名こそ異なるものの、基本的なレイアウトは現実と全く同じです。 現実の写真はこちら。 劇中のインターネットカフェ「プロイン」→実際の「ロブロイ」(現「MAKE ON」)。 4Fの「121」→実際には「123」、「カラオケぱぶ55」→実際には「カラオケぱぶ45」などなど。 それだけ忠実にも関わらず、なぜか現実とは全く異なる看板が一つあります。それが右端の看板「母性」です。 奥寺先輩(君の名は。)や雪野先生(言の葉の庭)、そしておそらくは今回の陽菜も。 過去15年、新海監督は「年上の女性」に対する強い情熱をスクリーンの裏から溢れ出させてきましたが、 遂にその情熱は表出され、「母性」を求める看板となって結実しました。良いか悪いかはさておき・・・。 新宿の映画館で鑑賞なさる場合には、このあたりの舞台探訪も同時に行うことが出来ましょう。 そんな日常生活のなかで、陽菜の弟の凪にも会っている様子が描かれますが、この背景、SoftBankと天気の子のコラボCM「雨が好き」で陽菜と帆高が話していたフットサルコートと同じ場所の様に思われます。 2つの画像を見る限り、半屋内式のフットサルコートの様です。 これを探してみると・・・やはりモデルが存在しておりました。 モデルの場所は亀戸の竪川河川敷公園のフットサル場。 リンク先の江東区 紹介HPの画像と見比べていただくと、なるほどそっくりです。 ただし現実には階段状のベンチは存在していない様ですが・・・。 せっかくですので他のコラボCMのロケ地・撮影場所も特定しておきましょう。 後段は江東区の東京テレポート駅周辺でした。 映画館で言えばユナイテッド・シネマ アクアシティお台場の徒歩圏内にあります。 ほかの ロッテのクーリッシュとのコラボCMには特に新規ロケ地は見受けられません。 日清とのコラボCMはその・・・シーフードヌードルが食べたくなりますね。 ミサワホームとのコラボCMでは、モデルホームが紹介されています。 コラボフェアの見学に行ってアンケートに答えると先着で「天気の子」オリジナルクリアファイルと乾パンがもらえるそうです。 サントリーの天然水とのコラボCMは代々木〜新宿にかけてのシーンが新規カットを追加して登場。 高田馬場駅から新宿駅の間にある鉄道高架の上を帆高が走るシーンも予報2から再収録されています。 帆高はこの上を走ってゆくのです。 行きつく先はクリュセの魚の舞う架空世界か、はたまた神社のある代々木会館か。 握られた手をみてみると爪が退色し、指に皺が寄っていることが分かります。 なんらかの老化・疾病・消耗を感じるところですが、やはり力の行使には代償が伴うのか。 三つの予告編と六つのコラボCMによって示されたお話のピースがどの様に組み合わされるのか。 6月28日の公式ツイッターによると、公開まであと20日ほどですが、目下制作は続いていると聞きます。 試写会が無しとなるくらいにスケジュールの密度が高い様ですが、ともかくも無事な完成を祈るばかりです。 <<<これ以降、ネタバレが含まれます。本編を見た後にご覧ください>>> <7月19日 公開:「天気の子」映画本編舞台めぐり> 公開初日に早速見てきました。 ・・・いやはや、すごいものを見てしまった。 映画のシナリオに即して、舞台を見て参りましょう。 先の予告編では、新宿ワシントンホテルではないか…と予測していましたが、残念ながら外れです。 答えは、東京医科大学(旧棟)の高層階病室でした。 東京医科大学病院は2019年にリニューアルを行っており、旧棟の跡地には新棟の高層ビルが建っています。 さて、その後に陽菜が向かうのは、代々木の廃ビル。 この建物の由来については上述しておりますので、そちらを読んでいただくとして、 2019年7月19日現在、8月1日の取り壊し開始に向けた作業は順調に進んでおり、 外観が見られるのもあと2週間ほどのものと思われます(内部に入ることは出来ません)。 帆高は上述の通り、東海汽船のさるびあ丸に乗って東京本土に到着しました。 この物語の主人公である彼の出身地は、神津島(東京都神津島村)。 すると、必然的に帆高の出身校は東京都立神津高等学校(神高)ということになります。 学校HPに掲載の校内(文化祭)の様子を見ると、卒業式が行われる体育館のつくりなど、なるほどそっくりです。 島外から生徒を受け入れる「島留学(離島留学)」制度もあるとか。 劇中に何度か出てくる島の景色は、三浦湾展望台あたりのものかと思われます。 船上ではスコールに遭遇し、はしゃぎすぎて船から転落しそうになるところを須賀圭介に助けられました。 その後の帆高を襲う災難の数々と、新宿歌舞伎町徘徊はご案内の通り。 そんな中で帆高と陽菜は出会いました。 二人が出会う場所は陽菜のアルバイト先。これはマクドナルド 西武新宿駅前店です。 帆高の仮寓先である「マンガ喫茶マンボー」との距離も150m程と近く、地理的にもよく考証されています。 なにより、このマック(マクド)の特徴は24時間営業であること。 現実でも終電を逃した人がよくたむろっていますが、夜遅くでも追い出されることがありません。 そういった点で帆高にとっても、憩いの場所であったことが分かります。 上の写真の左側、オレンジの服を来た男性が座っているあたりが、帆高の定位置と思われます。 残念ながら「きみ、家出少年でしょ」と言いながら、ビックマックを差し入れては貰えなかったので、自分でビックマックを買いました。 北区の田端に住んでいる陽菜がなぜ新宿をバイト先に選んだのか謎だったのですが、 このお店が24時間営業であること、そして山手線の反対側で「面が割れにくいこと」あたりがポイントになりそうです。 そんな放浪ののち、帆高は結局、須賀のもとを尋ねることにします。 新宿から須賀の事務所を訪れる際に乗ったのは「白61系統:練馬車庫行」の都営バス。 このバスは新宿駅を出て、防衛省付近まで東進、そこから山吹町周辺まで北上しますが、 バスの中で一人のスケコマシ・・・じゃなかった凪先輩と会いました。 バスから見える「天丼 てんや」の看板から場所を確定することができます。 それにしても凪先輩、会った瞬間に女性の髪を褒めるあたり、小学生離れしたこまし振りです。 須賀が代表を務める「K&Aプランニング」の住所地は、劇中の名刺によると「新宿区山吹町1-56」。 住宅地図で調べてみると、現実の山吹町1には「1-1」の地番しか存在せず、架空の地名です。 その1-1もグーグルマップで見てみると、ご覧の通り。 「無」が広がっています。 しかしその付近を歩いていると、劇中に出てきた景色にめぐりあいました。 買い出しに出た帆高と須賀、夏美さんが歩いている場所です。 写真の通り、セブンイレブン新宿築地町店の前にあります。 ストリートビューの画像と映画の画像とを見比べてみると、右に見切れているバイクの形まで同じで笑ってしまいました。 なお、この坂の近くには、須賀の事務所のモデルとなったと思しい半地下の建物(喫茶店)があります。 MOJO Coffee(モジョ コーヒー)というニュージーランド発祥のカフェでしたが、2019年3月に閉店しました。 この地域がモデルであることは間違いなさそうです。 須賀の元で仕事をはじめ、料理の腕も上がっていく帆高。 自活力の向上が軽快な音楽とともに綴られていきます。 そんな中、再びの歌舞伎町。 帆高はこのホスト看板の前あたりで、フーゾク店のスカウトに連れられた陽菜に遭遇します。 アタミビルの中へいまにも連れ込まれようとする陽菜。 このシーンはなかなか象徴的で、帆高が就活時に苦しんだ「年齢の壁」が、 陽菜に対しては無効、というより「積極的に見過ごされていること」が分かります。 男性に対しては法律通りに審査するも、女性に対しては未成年でも「知らなかった」ことにして入店させてしまう。 後にスカウトの男が警察に語るセリフにもありますが、風俗業界や水商売における遵法精神や「不均衡」を語る社会批評的なシーンでした。 帆高はこれを見過ごせずに飛び出してゆき、陽菜の手をとって逃走を開始。 結局追いつかれ、スカウトの男・キムラと取っ組み合いを演じます。 帆高が拳銃をぶっ放した際に壊してしまう街灯は、写真中央のものかと思われます。 再び逃走する二人。 二人がたどり着いたのは代々木会館ビルでした。 そこで陽菜の起こす奇跡の力(=100%の晴れ)を見た帆高は、陽菜と二人で「お天気ガール」事業を始めるのです。 打ち合わせを兼ねて、陽菜の家を訪れる際、帆高が降りるのはJR田端駅の南口です。 23区内では非常に希少な存在である、駅員さんのいない無人の改札口となっています。 残念ながら小説版の「天気の子」でも記述がぼかされており、なかなか位置を特定できませんでした。 しかし、映画では「線路が間近に走る高台の突端」という描写があり、それをヒントに探してみることにします。 この「高台」とはいわゆる「田端高台」で、南口から例の坂を登ると、高台中央を貫く「田端高台通り」に突き当たります。 この高台には大正〜昭和前期にかけて多くの文人墨客が移り住み、田端文士村(文士芸術家村)と呼ばれておりました。 それを舞台にするあたり、新海誠監督の学歴(中央大学文学部卒)や文学的素養が伺われます。 高台の突端、しかも線路の直ぐ側。まさに映画の描写どおりの地形です。 谷にかかっている橋を渡り、反対側の高台にある田端中学校の校門前から見た景色がこちら。 赤い丸を付したあたりが、陽菜の家の比定地であると思われます。 実際に付近を歩いてみましたが、君の名は。における瀧くんの部屋の時と同じく「全く同じ建物」というものはありませんでした。 ただし赤丸部分ではありませんが、付近を歩いてみると、モデルになったものと思われる建物や路地は存在します。 なるほど、ここに陽菜と凪が…などと思いながら通り過ぎるのでした。 (個人宅のため、住所や建物名が分かる部分はトリミングでカットし解像度も下げております) そんなこんなで「お天気ガール」がスタート。 はじめての依頼は、バイトルのコラボCMで出てきたお台場のフリーマーケットでした。 お台場海浜公園、府中競馬場、コミケ会場(東京ビッグサイト)、結婚式を経て、六本木ヒルズの屋上スカイデッキへ。 「晴れ」や「曇り」の判断の基礎となる大気状態や雲量の観測には「大部分目視による観測が必要」とされています。 そして、六本木をはじめとする東京都心部において晴れ間が観測されたことにより、 物語上「72日ぶりの晴れ」が出来(しゅったい)することになりました。 CGと手描きのアニメーションが融合した神宮外苑花火大会の景色、映画館で観ると本当に素敵でしたね・・・。 神宮外苑花火大会は例年8月上旬の開催です。初夏からはじまった物語もいつしか盛夏に入っておりました。 なお物語の始期がいつなのかについては、映画でも小説でも明確には語られていませんが、ジューンブライドの可能性が高い結婚式や、府中競馬場(東京競馬場)におけるG1レースの存在などから、6月と推測できます。 GⅠレースは、盛夏の時期を避けて開催されるため、通常6月末までの開催なのです。 ここで「君の名は。」からキャラクターがゲスト出演。 東京スカイツリーの真下にある墨田区の民家(立花さんの家)を訪れるとそこには瀧くん(立花瀧)がおり、 陽菜への誕生日プレゼントを探しに帆高が訪れたアクセサリーショップには三葉(宮水三葉)がいました。 三葉の名札を見るとローマ字で「Miyamizu」と書いてあります。 (妹の四葉(宮水四葉)のカメオ出演シーンですが、序盤に夏美さんが取材していた女子高生三人組の一人かと思われます) (テッシー(勅使河原克彦)とサヤちん(名取早耶香)夫妻はお台場のシーンで観覧車に乗っておりました) お話の続きへ参りましょう。 六本木ヒルズでの「お天気ガール」で、予約が殺到してしまった二人は、 元々入っていた予約の最後の一件をもって、一時休業することを決めます。 その依頼人は、帆高の雇い主である須田本人。 須田の願いは、娘である萌花との遊び時間を晴れにしてほしいというものでした。 この以前、須田が義母である間宮さんと話をしていたのは「銀座プレイス」の上層階にあるティエリー・マルクス。 銀座の象徴である和光の時計台を望むことが出来るハイソなダイニングです。 さて、須賀が娘と遊びに来る公園は、芝公園の四号地でした。 東京タワーの麓に広がる芝生の広場で、休日になると家族連れで賑わっています。 途中からは夏美さんも加わり、賑やかな空気のまま最後の「お天気ガール」は更けていきました。 楽しく終わった「お天気ガール」最後の仕事。 事態はその「最後の夜」に急展開を迎えます。 陽菜の家に警察がやってくるのです。 帆高に面識はないか、と問われ、しらを切り通す陽菜。 しかし、話題は陽菜自身の家(陽菜と凪)の問題に転じ、翌日の児童相談所職員の訪問が確実となります。 この場面で婦警さんは「保護者のいない児童だけでの生活は…」と発言しており、後の陽菜の実年齢バレへの伏線となっています。 「児童」という言葉。高校生であれば「生徒」、大学生以上であれば「学生」のはずです。 天野家に「児童だけ」しかいない、ということは陽菜が中学生以下であるということが想定されます。 (→7月22日追記) ただし内閣府の取りまとめにも有ります様に、「児童」という言葉の定義は法令によって異なります。 本記事では、陽菜のアルバイトの件がありましたので労働基準法の56条1項の規定を念頭に書きました。 すなわち「満十五歳に達した日以後の最初の三月三十一日が終了するまで」です。 一方、コメント欄にて「くりりん」様からご指摘をいただきました通り、 学校教育法における児童(学齢児童)は小学生、生徒(学齢生徒ふくむ)は中学生・高校生です。 本件の場合には児童相談所が関連しており、すると児童福祉法の4条1項柱書の規定も関係してきます。 すなわち「満十八歳に満たない者」全般が「児童」となり、保護の対象です。 そのため婦警さんの発言の一事を持って、陽菜が中学生であると即決するのは早計でした。 文末を「中学生以下であるということなのです」から「〜ということが想定されます」に改めます。 警察や児相、それぞれに迫る捕捉から逃れるために、家を出ることを決意する帆高と陽菜。 凪も須賀の手で送り届けられますが、須賀は「大人の事情」から帆高に別れを告げることになります。 荒れ始めた天気の中、田端の家を出る帆高と陽菜、凪の三人。 しかし、山手線は悪天候のため池袋で停車してしまい、三人は池袋を彷徨することになります。 アパホテルに断られ、バリアンに断られ…。 やがて真夏にも関わらず雪が降ってきました。 三人が初めて雪を見るのは、池袋北口の地下道を抜けたときのこと。 目の前にみえる白い巨大な塔は、豊島清掃工場の大煙突。 新海誠作品への登場は「雲のむこう、約束の場所」以来、15年ぶりのこととなります。 雪を見たシーンの場所は、このあたり。 右側にみえる地下道から、三人は空を見上げることになります。 この地下道は通称ウイロード、正式名称「雑司が谷隧道」。 1925年に掘られた歴史あるトンネルです。 三人が池袋を歩いている際に、印象的なタイル壁画の前を通りますが、 それもこの東西連絡通路、ウイロード内に設置されていたものでした。 悲しいかな、2019年、隧道改修工事の開始に伴い、この壁画は撤去されました。 そのため現存はしておらず、上記画像はレッツエンジョイ東京のHPから引用したものです。 現在はむき出しのコンクリートが広がるのみで、殺風景な景色が広がっています。 サンシャイン60通りでの遁走劇をはさみ、 雪を避けるため、三人が駆け込んだのは都道441号線「池袋大橋」の高架下でした。 サンシャイン60通りでは、シネマサンシャイン(2019年7月閉館)と池袋ヒューマックスシネマに挟まれた一角でトラックが炎上しており、失われゆくものをもしっかりとフィルムに残してゆこうとする監督の映画愛が伝わってきます。 さて、高架下にある歩道の写真はこちら。 天を見上げると白亜の煙突がそびえ立っており、圧迫感さえ感じる立地にあります。 煙突の高さは実に210m。都内で最も高い煙突は、水に沈みゆく都を淡然と見下ろしていたのでした。 その後、三人は池袋北口に広がるラブホテル街で宿を確保することに成功します。 フロントのおばちゃんの顔が見えない古典的なスタイルのラブホで、いい具合の場末感がありました。 予告編の時には「さすがにラブホテルではあるまい…」と思っていたのですが、現実にはラブホテル。 全年齢向けにも関わらず、さすがは変態・・・じゃなかった新海監督。ぶっこんできます。 たぶん、多くの日本映画の中でも、とりわけアニメ映画の中では、最もラブホテルのシステムに忠実な作品です。 貴重な映像資料と申せましょう。 そんな池袋北口に広がるラブホテル街の遠景はこちら。 このハイパーリンクはラブホテル街の真ん中を捉えたストリートビューですが、見渡す限りのラブホテルが実感いただけるかと思います。 実際にも歩いてみたのですが、ちょうど夕方という時間もあり、ホテルを出入りする男女の姿が散見され、写真を撮れる雰囲気ではありませんでした。 例の一泊2万8千円の部屋ですが、エンディングのクレジットでもそれらしきホテルの名前を見つけることが出来ず、分かりませんでした。情報募集中です。 (7月23日追記:ホテルを特定しました。詳しくは記事最下部の「おまけ」欄をご覧ください) 暖かい部屋での幸せなひととき。 三人はジャグジー風呂に入り、思い思いに時間を過ごします。 しかしそれも長くは続かず、陽菜は忽然と空の向こうへと消えてしまうのでした。 翌朝、陽菜がいないことに気が付き、取り乱す帆高。 それに追い打ちをかけるように、リーゼントの刑事が率いる部隊に、部屋を急襲されました。 ラブホテルの室内への強制立ち入りということで、 「おっ、最決平15・5・26じゃないか♪」と思ったのはお約束。 銃器・爆発物不法所持の疑いで令状が出ている可能性もあり、最決平14・10・4が関係するかも知れません。 ともかく、帆高は警視庁 池袋警察署へと連れて行かれました。 取り調べがはじまる直前、帆高は逃亡を決意します。 偶然の味方も手伝って、建物から出ることに成功。 陽菜を助けるために一路、新宿・代々木方面へと南下していくのです。 刑事に追われ、進路に窮した帆高を救ったのは夏美さん。 帆高を乗せた夏美さんのバイクは、線路沿いを南へ、西池袋の路地を駆け抜けていきます。 池袋を出て、目白、高田馬場を経て、新大久保へ・・・・。 目白のあたりでは、フランク・ロイド・ライト建築の自由学園明日館の鼻先をかすめ、 目白三丁目交差点の近くから、目白通り(都道8号線)の広い道路に入りました。 それにしても夏美役の本田翼さん、良い演技です。 一方、凪センパイは児童相談所に保護されます。 天野凪の居住地である東京都北区を管轄するのは都立 北児童相談所。 これをストリートビューで見てみると・・・。 凪は元カノ・今カノの助けを借り、児童相談所を出ることに成功しました。 目白通りに入った夏美さんのバイクですが、パトカーに見つかってしまいます。 そこで取ったのが、この方策。目白駅の西側にある階段坂「銀鈴の坂(ぎんれいのさか)」をバイクで駆け下りたのです。 坂を下ると再び路地がはじまり、高田馬場方面へと進むことが出来ます。 さしものパトカーも追跡することが出来ず、警察を巻くことに成功しました。 しかし、目白・高田馬場間にはかつて神田川が作った傾斜地が広がっています。 ちょうどこの辺り(下落合)の景色です。 台地がストンと落ち込んでおり、劇中ではここに巨大な水溜りができておりました。 そこに突っ込んだ夏美さんのバイクは敢えなくエンスト。 しかし帆高は諦めず、線路によじ登って、その上を走ってゆくことにします。 有刺鉄線すら物ともしない、その情熱。 予告でも多用された線路疾走シーケンスの始まりです。 高田馬場駅の構内を駆け抜け、新大久保駅へ。 浸水対応の工事を行っている脇をぐんぐんと駆け抜けていきます。 世界最大のターミナル、新宿駅の巨大構内を抜けきれば、代々木会館ビルは直ぐそこです。 帆高の進行経路を図に起こしてみると、下図の様になります。 (マピオンのキョリ測を利用し、これを用いて測定した図を使用しています) マラソンランナーで言うところのサブ5、時速8.5km程度でランニングするとすれば、バイクを含め池袋・代々木間で概ね30分ほどかかる計算です。 須賀との再会、警官隊との対決。そして『彼岸(空の向こう)』へ。 代々木会館ビルの屋上から、帆高は旅立ちます。 そして陽菜との再会。 「尊い犠牲」になること、「人柱」になることの否定。 この時、帆高の発する台詞は「狂ったままでいいんだ!」 それは単なる現状肯定の言葉ではありません。 彼女と彼女の猫(1999年)から20年。 「世界ってなんだろう」と呻吟し続け、時にはセカイ系と揶揄されつつも考えることを止めないでいた、新海誠監督が辿り着いた一つの定義であり、こたえなのです。 なんとも力強い現状肯定であり、現状認識と申せましょう。 写真は代々木会館ビルの館内、中央階段を撮影したものです。 それは木暮修であり、森嶋帆高であったのかも知れません。 「天気の子」は生きた時間、リアルタイムの物語であり、 2019年7月、いま当に代々木会館ビルは解体されようとしています。 『雨はそれから三年間止むことなく、今も降り続いている』 東京は水没する。山手線は環状鉄道ではなく、C型の変速運転になる。 それでも『僕たちは大丈夫だ』と生きていく物語。 「いま」「このとき」の東京を散歩しながら、 「天気の子」に思いを馳せてみるのも面白いかも知れません。 (了) 【おまけ:天気の子に登場するラブホテルはどこ?】 映画後半における怒涛の展開において、唯一、息をつけるのがラブホテルのシーンです。 このホテル、一体どこなのだろう?と思って探していたのですが、見つけるのは中々難儀でした。 なにせインターネット上から確認できるだけでも、池袋駅周辺のラブホテルは81軒。 舞台となったと思しい池袋北口界隈のホテル街だけでも42軒が存在します。 小説版にも「場末のラブホテル」(角川文庫版、p.193)としか言及されず、ヒントはほぼ無し。 仕方なく、周辺のホテルをしらみ潰しに当たったのでした。 調査開始から5日。やっと特定できましたので情報を共有いたします。 天気の子に出てくるラブホテル、それは池袋のラブホテル ドマーニ (リンク先R-18注意)Hotel DOMANIと思われます。 法律上ラブホテルは二種類あり、いわゆる「四号(風営法2条6項4号)ホテル」と「新法(旅館業法)ホテル(レジャーホテル)」に大別されます。 この2つは構造により容易に識別が可能で、フロントの構造が遮蔽構造であれば四号ホテル、開放型であれば新法ホテルです(風営法施行令3条1項2号ニ参照)。 たとえば新法ホテルの代表格、バリアンリゾートなどは開放型の構造です。 では、ドマーニはどうでしょうか。以下の写真画像は同ホテルHPからの引用です。 いわゆる四号ホテルについては、法律(風営法28条)により18歳未満の立ち入りが禁止されています。 そのため、ホテルのHPへのリンクにも「R-18注意」と記載いたしましたが、 ホテルの部屋を紹介する都合上、本記事の以降の記述についても18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。 以降、18禁注意(なんで全年齢向け映画のレビューでこんな注意書きを書いているのか…)! ・・・さて、映画でも見覚えのあるフロントでした。 一説には、フロントは同じく池袋のホテルアミー(New Amie)ではないか、との意見もあるのですが、ここでは捨象します。 部屋の方を見てまいりましょう。 陽菜の後ろにはレンガ風の壁が見えており、帆高の後ろには楕円形(オーバル)の意匠で飾られたドアが見えます。 つまりは、こう。 ドア窓の形は(左右を反転すると)映画そのものであることに対し、レンガの幅は映画の方が太いことが気になりますが、作画上のリソース確保だと思えば納得できそうです。 映画で用いられたディテールは各部屋に散らばっており、どれか特定の部屋が舞台というよりも、複数の部屋の特徴をつなぎ合わせている様に思われます。 そして、それは日清の天気の子コラボCM(「大切なシーン篇」)に収録されたカットを見ると明らかでした。 これに各部屋の情報と重ねてみると、こうなります。 壁龕(へきがん、壁のくぼみ)風の意匠は506号室のもの。 壁の中央にある正方形状の浮き彫り風ディテールは301号室のものです。 劇中の28,000円の部屋そのものが実在する訳ではありません。 しかし映画「天気の子」におけるラブホテルの部屋は、ドマーニ池袋のそれぞれの部屋の意匠をかけ合わせ、更に映画オリジナルのデザインを加えたものと言えそうです。 いわば「ドマーニのディテール詰め合わせ 新海誠の装飾を添えて」と申せましょうか。 流石にラブホテルにまで聖地巡礼なさる向きは少ないと思いますが、もし仮に探訪なさるのでしたら、広いジャグジー付きの部屋(例えば703号室)などがゴージャス(1泊18,300円)で良いかもしれません。 (おまけ了) (感想・評価の記事についてはまた何れ・・・)
by katukiemusubu
| 2019-04-10 12:57
| ブックレビュー・映画評
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