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ジャパニーズウイスキーの終売・休売・代替情報 2020

サントリーやニッカ、キリンなど、国内ウイスキー各社の概況と終売・販売休止(休売)・代替情報を書き置きます。
2020年(令和2年)最新版です。





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<概況:2020年の日本産ウイスキー>
2020年3月末をもってニッカウヰスキーの竹鶴17年・竹鶴21年・竹鶴25年が終売の予定です。
(※1月12日追記:報道各社でも竹鶴終売の記事が出ました)
これにより、長い歴史を誇るニッカのエイジド(熟成年数表記もの)ウイスキーは全滅することになります。

関係者に伺ったところ、残念ながらサントリーの様な休売(販売休止)ではなく、終売(ラインナップそのものの消滅)とのアナウンスでした。
大手三社が競うように出してきたエイジドウイスキーも、ここ数年で激減し、定番商品でエイジドをランナップするのはサントリーただ一社となってしまいました。

さすがのことに国産ウイスキーの枯渇もここまで来たか・・・と呆然とする心地があります。
折からのウイスキー需要の増大を受けて酒造各社は鋭意増産に努めていますが、熟成を要するというウイスキーの性質上、その効果が現れるまでには、あと数年ほど(※)かかる見通しです。
(※ウイスキーの出荷再開・復活の時期ですが、会社によって異なるものと予想されます。早い段階で需給調整と増産に着手したサントリーの場合は2020年代中盤。需給調整に遅れを取り、増産に手間取ったニッカやキリンでは同年代後半〜2030年代初頭となる見通しです)

世界規模のウイスキーブームの影響で、現在の市場には様々な「日本名」のウイスキーが出回っていますが、
このうち純国産(日本で蒸留した原酒のみを使用した)ウイスキーと言い得る定番品は、わずか7種類に留まります。

サントリーの山崎、白州、響。(3種類)
ニッカの余市、宮城峡。(2種類)
江井ヶ嶋酒造のシングルモルトあかし。(1種類)
イチローズモルトのダブルディスティラリーズ(DD)。(1種類)
以上の7種類(15品目)です。

それだけ国産原酒が貴重になっているということですが、他方で、2020年は希望の年でもあります。

NHKドラマ「マッサン」(2014年)以降のブームに伴い、全国各地に設置されたマイクロディスティラリー(地ウイスキーの蒸溜所)が一斉に出荷可能時期に入るのです。
その一覧は以下の通りです。

・蒸溜所稼働開始の年から予想される「ウイスキー」の出荷可能時期
<2018年〜>岡山県・宮下酒造(岡山蒸溜所)、鳥取県・松井酒造(倉吉蒸溜所)
<2019年〜>茨城県・木内酒造(額田蒸溜所)、福島県・笹の川酒造(安積蒸溜所)
<2020年〜>鹿児島・本坊酒造(マルス津貫蒸溜所)、滋賀県・長濱浪漫ビール(長浜蒸溜所)、静岡県・ガイアフロー(静岡蒸溜所)、北海道・厚展実業(厚岸蒸溜所)
<2021年〜>鹿児島県・小正醸造(嘉之助蒸留所)、富山県・若鶴酒造(三郎丸蒸溜所)、山形県・金龍(遊佐蒸溜所)
<2022年〜>岐阜県・玉泉堂酒造、新潟県・新潟麦酒、埼玉県・ベンチャーウイスキー(秩父第二蒸溜所)
<2023年〜>茨城県・木内酒造(石岡蒸溜所)
(※緑字はリニューアルした蒸溜所。養老の玉泉堂については2018年、実に40年ぶりの再稼働をはたした)
(※ここでの「ウイスキー」とは英国法に基づくウイスキーのこと。蒸留後3年以上の熟成を経たものを指す)

2019年末に「安積 The First」の出荷を開始した笹の川酒造を含め、2020年に本格参入する蒸溜所は実に5軒。
これら5軒は2016年に新設またはリニューアルされた蒸溜所ですが、いずれも整った生産設備を有し、ある程度の出荷量が期待できます。

更に来年以降も順次7軒の蒸溜所参入が予定されており、これら全てが稼働すると従来9軒(※)に留まっていたウイスキー蒸留所が実に24軒にまで拡大することになり、生産規模は別段として軒数で言えばここ10年で2倍強に達することになります。
(※サントリー:3(山崎・白州・知多)、ニッカ:2(余市・宮城峡)、キリン:1(御殿場)、マルス:1(信州駒ヶ根)、江井ヶ嶋:1(明石)、ベンチャー:1(秩父)の9軒。山梨県のサン・フーズと北海道の札幌酒精は稼働状況が不明なため省いている)

たしかに大手3社のラインナップ縮小はショックです。
サントリーのエイジドは入手困難となって久しく、ニッカのエイジドは今春をもって全滅、キリンは定番品(樽薫る)にスピリッツを混和するようになりました。
しかしその一方で新たな蒸溜所が登場し、2020年以降、様々な個性を持ったウイスキーが全国各地で流通するようになっていきます。

このブームを一過性の流行ではなく、一つの文化として定着させることが出来れば、日本のウイスキーはこれまで以上に輝く存在となることでしょう。
正直言って、各蒸溜所のはじめの出荷は(大手3社と比べれば)どうしても割高になってしまいますが、そこを買い支えていけば新たな文化が開かれます。
出来る程度に支えていきたいものです。

<ジャパニーズウイスキー 現行ラインナップ一覧表 2020>
・基本的に、国内にウイスキー蒸溜所を有していることが確認できる会社の定番商品のみ記載しております。
・そのため輸入原酒のみを国内でブレンドしている可能性が高い「(広義の)国産ウイスキー」については記載しておりません。

(留意事項)
・以下の情報は非公式情報を含みます。
・基本的に蒸留各社あるいは酒販店の方々から伺ったものですが、誤情報がある可能性も御座います。
・それにご留意いただいた上で、御覧ください。
新規の情報は緑字で記載しております。

《サントリー》
シングルモルトウイスキー「山崎」
 :ラインナップ継続。「ノンエイジ(NAS)」「12年」「18年」「25年」の四種。
シングルモルトウイスキー「白州」
 :2018年に「白州12年」が休売。「ノンエイジ(NAS)」「18年」「25年」の三種。
シングルグレーンウイスキー「知多」
 :2019年に350mlボトルが休売。「ノンエイジ(NAS)」のみの一種。
ブレンデッドウイスキー「響」
 :2018年に「響17年」が休売。「JH(ジャパニーズハーモニー)」「BC(ブレンダーズチョイス/料飲店向け)」「21年」「30年」の四種。
ブレンデッドウイスキー「碧 Ao」(ワールドブレンデッドウイスキー)
 :2019年発売。2020年は66万本(5.5万ケース)を出荷予定。「ノンエイジ(NA)」のみの一種。
ブレンデッドウイスキー「ローヤル」
 :ラインナップ継続。今となっては貴重な山崎原酒をフィーチャーした商品。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「スペシャルリザーブ」
 :ラインナップ継続。今となっては貴重な白州原酒をフィーチャーした商品。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「オールド」
 :ラインナップ継続。今となっては貴重なシェリー樽熟成原酒をフィーチャーした商品。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「角瓶」
 :2019年に「白角」が休売。「黄角」ノンエイジの一種のみ継続。
ブレンデッドウイスキー「ホワイト」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「トリス」
 :ラインナップ継続。「クラシック」と杉樽熟成原酒を使用した「エクストラ」の二種(「ブラック」は終売)。
ブレンデッドウイスキー「レッド」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。

<限定商品について サントリー2020>
・2019年10月29日にTHE ESSENCE OF SUNTORY WHISKY(第三弾)が発売。
・第三弾では杉樽モルトをフィーチャーした商品が発売された。
・オリンピック限定商品が出るというウワサも・・・。

《ニッカウヰスキー》
シングルモルトウイスキー「余市」
 :ラインナップ継続。ノンエイジ(NV)のみの一種。
シングルモルトウイスキー「宮城峡」
 :ラインナップ継続。ノンエイジ(NV)のみの一種。
ヴァッテッドモルトウイスキー「竹鶴」(ピュアモルトウイスキー)
 :2020年3月をもって竹鶴17年・21年・25年の三種が終売。ノンエイジはリニューアル&値上げ予定。
ヴァッテッドモルトウイスキー「ピュアモルト」
 :2018年から蒸溜所限定での販売となる。「黒」「赤」の二種(「白」は終売)。
ブレンデッドウイスキー「ザ・ニッカ」
 :2019年に「12年」が終売。ノンエイジ「テーラード」に代替された。
ブレンデッドウイスキー「鶴」
 :2016年から蒸溜所限定での販売となる。ノンエイジのみの一種(「17年」は終売)。
ブレンデッドウイスキー「スーパーニッカ」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「フロム・ザ・バレル(FTB)」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「ブラックニッカ」
 :ラインナップ継続。スペシャル・リッチブレンド・ディープブレンド・クリアの四種。限定商品もたくさん。
ブレンデッドウイスキー「ハイニッカ」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
カフェモルトウイスキー「カフェモルト」
 :2019年冬、休売から復活(少量出荷のため公式には休売中)。
カフェグレーンウイスキー「カフェグレーン」
 :2019年冬、休売から復活(少量出荷のため公式には休売中)。
カフェブレンデッドウイスキー「伊達」
 :ラインナップ継続。地域限定流通品(宮城県周辺)。ノンエイジのみの一種。

<限定商品について ニッカ2020>
・ブラックニッカの限定商品のほか、オリンピック限定商品が出るという噂も・・・。
・ニッカの親会社であるアサヒビールは東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー(スポンサー企業)であるため、サントリーに比べて、その可能性は高そう。

《キリンディスティラリー》
ブレンデッドウイスキー「富士山麓」
 :2019年「樽熟原酒 50度」が終売。「Signature Blend(シグニチャーブレンド)」は継続。
ブレンデッドウイスキー「ロバートブラウン」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「オークマスター」
 :2019年にリニューアル。「樽薫る」「森の風薫る」の2種類。スピリッツの混和商品となった。
ブレンデッドウイスキー「オーシャンラッキー ゴールド」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
・2015年の「富士山麓18年」以降、キリン御殿場蒸溜所のシングルモルトウイスキー定番品は存在しない。
・2020年現在、直販(キリンDRINX)および一部酒販店において熟成年数つきのウイスキーが限定販売されている。

《宝酒造》
ブレンデッドウイスキー「キングウイスキー凛」
 :ラインナップ継続。2016年に無印から「セレクト」へとリニューアルした。
・厳密な意味での「国産ウイスキー」かは不明。製造は千葉県松戸市。原酒は同社系列のトマーティン蒸溜所のものかも。

《本坊酒造・マルスウイスキー(鹿児島県・長野県)》
ヴァッテッドモルトウイスキー「モルテージ越百(こすも)」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「岩井トラディション」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。限定品として「ワインカスクフィニッシュ」。
ブレンデッドウイスキー「ツインアルプス」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。マルス信州蒸留所にて生産。
ブレンデッドウイスキー「マルスエクストラ」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。鹿児島工場にて生産。
ブレンデッドウイスキー「マルス3&7」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「信州」
 :ラインナップ継続。地域限定流通商品(長野県)。ノンエイジのみの一種。
・定番品ではないが、ほぼ定期的に信州蒸溜所の「シングルモルト駒ヶ根」をリリースしている。
2020年にはマルス津貫蒸溜所のウイスキーが出荷開始の見込み。

《ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所(埼玉県)》
ブレンデッドウイスキー「イチローズモルト&グレーン」(ワールドブレンデッドウイスキー)
 :ラインナップ継続。「ホワイト」と「リミテッド」の二種。
ヴァッテッドモルトウイスキー「イチローズモルト」(リーフシリーズ)
 :ラインナップ継続。「DD ダブルディスティラリーズ」「MWR ミズナラウッドリザーブ」「WWR ワインウッドリザーブ」の三種。
 :DDは羽生蒸溜所(東亜酒造の閉鎖蒸溜所)と秩父蒸溜所の原酒のみを使用しており輸入原酒を使用していない。いまとなっては貴重な純国産ウイスキーの一つ。
・現状のところ秩父蒸溜所のシングルモルトは定番商品としては出荷されていない。代わりに限定商品が多数。
2019年より秩父第二蒸溜所が稼働開始。生産設備容量は従来の3倍。出荷は2022年以降の見込み。

《笹の川酒造(福島県)》
ブレンデッドウイスキー「山桜 黒ラベル」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「チェリーウイスキー」
 :ラインナップ継続。無印と「EX」の二種。
・2016年、安積蒸溜所にて蒸溜を再開した。限定品として「シングルモルト山桜」などもリリース。
・福島県南酒販株式会社からは、笹の川が製造を手がけるブレンデッド「963」シリーズが発売されている。
2019年末、蒸留再開後第1弾となるシングルモルトウイスキー「安積 The First」を発売。1500本限定。

《江井ヶ嶋酒造(兵庫県)》
シングルモルトウイスキー「ホワイトオーク シングルモルトあかし」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種だが、エイジド物を含む限定品のバリエーション多数。
ブレンデッドウイスキー「ホワイトオークあかし スペシャルブレンド」
 :2019年9月2日発売。スコッチタイプを目指した新商品。
ブレンデッドウイスキー「ホワイトオーク 地ウイスキーあかし」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「あかしレッド」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
ブレンデッドウイスキー「ホワイトオーク」
 :ラインナップ継続。「ゴールド(39度)」「レッド(37度)」の二種。
・実はサントリーより免許の古い江井ヶ嶋酒造。2007年頃からシングルモルトを出し、本格ウイスキーへの進出を始める。

《若鶴酒造(富山県)》
ブレンデッドウイスキー「サンシャインウイスキー プレミアム」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。限定商品として「ワインカスクフィニッシュ」。
ブレンデッドウイスキー「サンシャインウイスキー」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。
「地酒蔵のウヰスキー」
 :ラインナップ継続?公式通販には存在しないが、売り場ではときおり見かける。
・2017年に砺波市・三郎丸蒸溜所のリニューアル開始。
2019年から鋳型ポットスチル「ZEMON」ニューポットの出荷を始めた。

《玉泉堂酒造(岐阜県)》
ブレンデッドウイスキー「ピークウイスキー」
 :ラインナップ継続。ノンエイジのみの一種。限定商品として「スペシャル」。
ブレンデッドウイスキー「玉泉堂の地ウイスキー」
 :2017年ころ終売。 
2018年に40年ぶり(!)に蒸留再開。ニューメイクが時おり流通している。

《宮下酒造(岡山県)》
・地ビール「独歩」で有名な同社。2015年から岡山蒸溜所が稼働中。
・シングルモルトウイスキー岡山が2018年9月より販売開始。
・現状での取扱店は一部の百貨店や岡山県内の直販店、公式HPでの抽選販売など。
・岡山県産大麦麦芽を使用し、3~5年の貯蔵をうたっている。容量700ml、税抜価格15,000円。

《木内酒造(茨城県)》
・「常陸野ネストビール」で有名な同社。2016年1月から額田蒸溜所が稼働中。
・ネストビールを蒸留したスピリッツ「木内の雫 Alc.43°」が販売されています。
2019年4月「常陸野ハイボール」発売。自社蒸留のウイスキーのみを使用している。
ハイボール以外の商品出荷は無いが、直営店のメニューには存在しており、秋葉原や東京駅の直営店で飲むことが出来る。
・更に生産設備を拡充させ、2019年6月をめどに新蒸溜所(石岡蒸溜所)が稼働予定。

《ガイアフロー(静岡県)》
・旧・軽井沢蒸溜所の衣鉢を継いだ静岡蒸溜所が2016年10月から稼働中。
・定番商品の出荷はないが、同社の酒販網を通じたプロモーション、カスクオーナーの募集などが行われている。
2020年秋以降に静岡蒸溜所のシングルモルトウイスキーが出荷予定。(ガイアフローブログで公表された)

《長濱浪漫ビール(滋賀県)》
・2016年11月から長濱蒸溜所が稼働中。定番商品の出荷は無し。
・同社は酒販店・リカーマウンテンの関連会社であり、限定品としてニューポットなどが出荷されている。
2020年、シングルモルトの出荷が可能となる。

《厚展実業(北海道/本社は東京都)》
・2016年11月から厚岸蒸溜所が稼働中。定番商品の出荷は無し。
・2018年に限定品ニューボーン「厚岸NEW BORN FOUNDATIONS1」「2」が発売。
・2019年には同「3」「4」(4のみブレンデッド)が発売された、
2020年、シングルモルトの出荷が可能となる。

《小正醸造(鹿児島県)》
・2017年11月から鹿児島県日置市・嘉之助蒸溜所が稼働中。
・2018年夏より見学などを受付し、年末にはニューボーンを出荷。
・2021年にはシングルモルト出荷可能時期となる。

《松井酒造合名会社(鳥取県)》
・これまで輸入ウイスキーのブレンドに留まっていた鳥取県の松井酒造がウイスキー製造免許を新規取得。
・マツイウイスキー倉吉蒸溜所を稼働させ、2018年秋より自社蒸留ウイスキー「松井」の限定発売が開始。
・ピーテッドやミズナラカスクに加え、サクラカスクという一風変わったラインナップです。

《新潟麦酒(新潟県)》
・2018年11月よりウイスキー事業に参入。
・2019年春より蒸溜所を稼働予定。

《金龍(山形県)》
・2018年11月に遊佐蒸溜所が稼働開始。
・年間生産量10万5千リットル、2021〜2024年ころをめどに出荷予定。

《山都酒造(熊本県)》
・2019年8月に熊本県初をうたう「シングルモルトウイスキー 山都」が出荷。
・山都蒸溜所の製造とされているが、詳細不明。
・なぜか公式HPの紹介記事が削除されている。こちらはキャッシュへのリンク。

《神居蒸溜所(北海道・仮名)》
・人材業「EQIQ」(東京都)の創業者ケイシー・ウォール氏が計画中の蒸溜所。
・北海道利尻町(利尻島)の沓形神居地区の町有地を借り、工場建設を予定している。
・スケジュールとしては2020年に竣工、2021年に生産開始とのこと。
・北海道新聞による紹介記事はこちら。利尻産ピート(泥炭)の使用も検討されているとか。
・もし完成すれば日本の離島初のウイスキー蒸溜所となる。


by katukiemusubu | 2020-01-09 20:55 | 生活一般・酒類・ウイスキー
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